アルミ歩灯
アルミ歩灯(あるみほとう)とは、日本における信号灯器のうち、所謂「アルミ世代」に設置されたものを指す。LED式の場合、厚型LED歩灯と呼び区別することがあるが、本項では電球式を含めすべて「アルミ歩灯」として扱う。
アルミ歩灯(厚型歩灯) | |
---|---|
京三製作所のアルミ歩灯(電球式)。 | |
製造期間 | 昭和62年頃~2010年頃 |
採用地域 | 日本全国 |
残存数 | 非常に多数(ただし、東京都は絶滅危惧種) |
メーカー | 小糸工業、日本信号、京三製作所、信号電材、星和電機、三協高分子、オムロン、交通システム電機、松下電器産業など多数 |
概要
アルミ歩灯と呼ばれる世代は確かにアルミニウムを材質として製造されたものになるが、例えば後述する小糸工業のおにぎりなどはこれ以前の世代からアルミニウムであった。
概ねこの世代に該当するものは昭和末期ごろに出現している。
また、この世代の歩灯は各メーカーごとに固有の名称で呼ばれているものも多いため、以下の概況に関しては固有の名称がある場合その記事へのリンク参照を記す。
各メーカーの概況
小糸工業
詳細はおにぎり歩灯を参照。
日本信号
詳細は六角歩灯を参照。
京三製作所
京三製作所は、昭和61(1986)年頃から平成10(1998)年頃までは日本信号と同筐体である六角歩灯を製造していた。平成9(1997)年頃から平成22(2010)年頃までは独自筐体となり、六角歩灯の背面がすぼまった形となっている。さらに、背面の形の違いから前期と後期で区別する場合もあり、その場合前期と後期の切り替わりはおおむね平成14(2002)年近辺となる。前期は銘板の形式が「人形」であるのに対し、後期は「PLA-PVUD」となっているといった違いもある。俗称として、「おまる歩灯」と呼ばれることがある。
信号電材
信号電材はアルミ灯器世代から自社製品を製造するようになった。信号電材のアルミ世代の歩灯はおおむね以下のように区別することができるが、全て総括して「電材おにぎり」と呼ばれることもある。また、車灯と違いレンズはすべて多眼レンズとなっており、別のレンズオプションは存在しない。
初期(欽ちゃん)
平成1桁前期頃に製造された試験型のもので、設置数が非常に限られている。奈良県や九州地方で見かけることができる。人形の形が独特となっており、特に青の人形がかなり独特なディティールとなっている。この形になぞらえてか、「欽ちゃん」と呼ばれることがある。
前期(内庇)
平成8(1996)年頃から平成11(1999)年頃まで製造された、最初の量産型タイプ。庇がやや内側にあり、角が丸くなっている。また、横から見た時に庇がやや下向きに傾いている。早期から信号電材の灯器を導入していた地域ではかなりみられる。このタイプのLED式はおそらく存在しない。
過渡期
平成10(1998)年頃から平成13年(2001)年頃?に、前期の筐体のまま角が角ばるようになった筐体のものが設置された。主に東京都で見られたが、現在では希少種となっている。
後期(外庇)
平成12(2000)年頃より、庇が外側につけられ角ばった形の灯器の設置が始まった。この時期より信号電材の導入を進めた地域もあり、またLED式を含めると平成22(2010)年頃まで製造があったことから信号電材のアルミ歩灯と言えばこの筐体がメインとなる。横から見た時の傾きもなくなった。
星和電機
星和電機は、平成17(2005)年頃よりLED式の灯器の製造を始めた。平成20(2008)年頃まで設置が続いたが、平成21(2009)年以降は薄型LED歩灯となる。庇は信号電材の外庇と似ており、厚みは他社と比較するとやや厚い印象がある。背面中央に横一文字の凹みがある。電球式のラインナップは存在しない。
三協高分子
樹脂製のデザインを踏襲した歩灯が、愛知県を中心に設置されている。また、京三の独自筐体を使用したものもある?
松下通信工業(松下電器産業)
六角歩灯と同一のデザインで、樹脂製のレンズをはめたものが存在する。