薄型LED歩灯
薄型LED歩灯(うすがたLEDほとう)とは、平成18(2006)年頃より製造されている筐体が薄型化した歩行者用信号灯器である。
薄型LED歩灯 | |
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京三PAT歩灯 | |
製造期間 | 平成18年~ |
採用地域 | 全国 |
残存数 | 全国に大量 |
メーカー | 日本信号、京三製作所、小糸工業(コイト電工)、信号電材、星和電機、三協高分子 |
警交仕規 | 第219号、第1014号 |
概要
平成16年(2004)年頃から車両用の薄型LED灯器が登場したが、歩行者用は遅れて平成18(2006)年頃から薄型化された。
従来の厚型LED灯器は電球式の筐体を流用していたため、無駄な奥行があった。この奥行を削減し薄型化した灯器が薄型LED灯器である。
ほとんどのメーカーで拡散型ユニットと素子露出型ユニットが存在する。
平成29(2017)年より警交仕規第1014号の改版が行われ、低コスト灯器に関する仕様が追加された。その際に登場した歩行者用灯器を指し示す。ただし、一部の灯器を除いて薄型LED歩灯と変化が見られないため、薄型LED歩灯としてひとまとめにされることもある。
各社の特徴
コイト電工
前期型(三社共通筐体)
コイト製の前期型薄型LED歩灯は、日本信号製・京三製とほぼ同じ筐体が使用されている。長方形のシンプルな筐体である。
後期型
コイト製の後期型薄型LED歩灯は、おにぎり歩灯を平たくしたような形状である。形式がKOTKのものが素子ユニット、KOTLのものが拡散ユニットである。2017年以降は素子ユニットが基本となった。
信号電材
電材製の薄型LED歩灯は、裏側にカーブを描いた形状である。初期の物(主にU形世代)はショートフードの庇裏が黒塗装されているが、以降はされていない。
視角制限フードの取り付けが可能である。
2017年以降は一部の県を除きフードレス、素子ユニットが基本となった。
また、レンズ内部の素子ごとにフィルターを入れたインナーフードも存在する。
日本信号
第一世代(三社共通筐体)
日本信号製の第一世代薄型LED歩灯は、コイト製・京三製とほぼ同じ筐体が使用されている。長方形のシンプルな筐体である。
第二世代
日本信号製の第一世代薄型LED歩灯は、三社共通筐体より角が丸くなり京三製のPSP歩灯に近い形状となった。東京都など一部の都道府県を除き、拡散ユニットの灯器が多い。2017年以降も同筐体を用いているが、2024年頃から素子数を削減した低コストな素子ユニットが使用されている。
低コスト試作型
埼玉県で低コスト型の試作品として製造されたものである。板金を組み合わせたような極めて単純な構造であり、従来型より著しく薄型である。拡散ユニットを装着している。この筐体は量産されなかった。
京三製作所
第一世代(PAT型・三社共通筐体)
京三製の第一世代薄型LED歩灯は、日本信号製・コイト製とほぼ同じ筐体が使用されている。長方形のシンプルな筐体である。
第二世代(PSP型)
京三製の第二世代薄型LED歩灯は、三社共通筐体より角が丸くなり日本信号製の第二世代歩灯に近い形状となった。
第三世代(PSK型)
京三製の第三世代薄型LED歩灯は、筐体背面に「目」の形のプレスが追加された。
第四世代(PSM型)
京三製の第四世代薄型LED歩灯は、2017年の自社筐体製造終了に伴い信号電材からODM供給される灯器である。
星和電機
自社筐体
星和製の薄型LED歩灯は、同社製厚形LED歩灯を平たくしたような形状である。
電材筐体
平成22(2010)年頃から、自社筐体の生産を辞め信号電材製の筐体を使用している。ユニットのみ自社製のものを使用していたが、現在はユニットも電材製となり完全なODM灯器となった。
三協高分子
前期型(分割型)
三協高分子製の前期型薄型LED歩灯は、赤・青の上下が分割型である。
後期型(一体型)
三協高分子製の後期型薄型LED歩灯は、赤・青の上下が一体型である。経過時間表示付きのものが東京都に大量に設置されている。2017年以降は素子ユニットが基本となった。