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厚型LED灯器

提供:信号機Wiki
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厚型LED灯器(あつがたえるいーでぃーとうき)とは、量産型として本格的に製造がされたLED式信号灯器を指し示す総称。歩灯に関しては厚型LED歩灯を参照されたい。

厚型LED灯器
製造期間 2001年~2011年
採用地域 全国
残存数 全国に多数
メーカー 小糸工業日本信号京三製作所信号電材三協高分子星和電機
警交仕規 23号245号1014号
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概要

電球式からLED式へ移行した際、初期LED灯器を経て本格的に採用に至った世代であり、そのほとんどがアルミ灯器と同筐体を使用している。そのため、アルミ灯器と同一の扱いをされることもあるが、本項では原則LED式のものに関しての記載をする。

LEDの量産が本格的に開始されたおおむね平成13(2001)年以降のものがここに該当する。平成22(2010)年頃まで設置され続けていたが、平成16(2004)年頃に薄型LED灯器が登場してからはシェアをそちらに奪われていった。

設置されていた時期の都合上、面拡散ユニットを採用した灯器は存在しないが、最初期の設置から2026年1月15日現在で20年以上が経過しているため、素子欠けが発生している灯器も少なからず見受けられる。厚型LED灯器はユニット交換が可能なため、面拡散ユニットや他社製のユニットをはめ込んだものが各地でわずかながら増え続けているほか、厚型LED灯器そのものが更新対象となっている都道府県も見られる(東京都、福岡県など)。

プロジェクターと言われるタイプやユニットタイプと言われるタイプに関しては広義の意味では厚型LED灯器であるが、初期LED灯器として扱われることも多い。詳細は各個別記事を参照。

各メーカーの傾向

各メーカーにおける厚型LED灯器の特徴を概要として述べる。個別記事が存在するものは合わせてそちらも参照されたい。

小糸工業(コイト電工)

各詳細については小糸D型灯器を参照

小糸工業は、平成13(2001)年にKユニットと言われる自社製のLEDユニットを開発し、当時製造していた小糸D型灯器に採用した。K1ユニット~K6ユニット(ただしK3ユニットは欠番)までが見られる。なお、東京都を除く全国的に厚型LED灯器が主力だった時期が一番遅く、神奈川県などでは一旦薄型LED灯器を採用したものの再度厚型LED灯器の設置に戻すという現象も見えた。そのため、厚型LED灯器の中では全国的に広くよく見かけるものの一つとなっている。

コイト電工分社前に厚型LED灯器の生産を完了したものとみられているため、コイト電工の銘板になっている厚型LED灯器は存在しない。また、小糸A型灯器のものも存在しない(あるとすればそれはフード交換であるか初期LED灯器である)。

千葉県などに京三製作所ODMがみられるが、日本信号のODMは電球式と違って原則存在しない。

日本信号

各詳細については日本信号アルミ一体型および日本信号アルミ分割型を参照

日本信号は平成15(2003)年頃まで分割型を採用していたことから、分割型のLEDも見受けられる。そのほとんどが初期LED灯器に該当する細かな素子のタイプのものだが、平成15(2003)年頃のタイプとして、一体型でも使用されている日亜の素子型ユニットを用いた量産型が設置されていた。同年に一体型に移行したため、一体型と比較すると数は非常に少ない。

日本信号は平成17(2005)年頃から薄型LED灯器が量産化され、平成20(2008)年頃にはほとんどの都道府県で薄型LED灯器に移行した。そのため厚型LED灯器の残存数は一部の都道府県(埼玉県、山梨県など)を除くと比較的少ない。

埼玉県、山梨県には三工社のODMがみられる。

京三製作所

各詳細についてはかまぼこおよびおまる車灯を参照

京三製作所は所謂かまぼこの世代においては素子が細かいタイプ、あるいはプロジェクター(つまり、初期LED灯器)の製造しか確認できず、所謂厚型LED灯器の世代は原則おまる車灯の世代となる。日本信号同様、平成20(2008)年頃にはほとんどの都道府県で薄型LED灯器に移行した。ほとんどの世代でアスタリスク型のユニットを使用しているほか、東京都などでは三協高分子のユニット(携帯電話のスターマークに近い)を採用しているところもある。

信号電材

各詳細については信号電材アルミ分割型および信号電材アルミ一体型を参照

信号電材は、主に一体型の世代において広く製造されている。小糸工業と並びよく見かけるものの一つとなっていて、この世代から信号電材の採用を始めた都道府県もある。なお、分割型に関しては素子が細かいため初期LED灯器の部類になる。信号電材は日本信号と同じかそれより薄型LED灯器の移行が早く、早いところでは平成18(2006)年には移行しているところも多い。

ほぼ全世代においてどこかしらにODMを行っているが、厚型LED灯器でODMを実施しているところは現状確認できていない。(初期LED灯器では確認できる)

三協高分子

三協高分子は、金属製・樹脂製のどちらの厚型LED灯器も製造していた。愛知県でよく見かけられるがそれ以外の都道府県では採用数は少なく、全く見られない都道府県もある。自社製の素子ユニットを用いている。

星和電機

星和電機は、厚型LED灯器世代から信号灯器の製造に参入。ごつごつした見た目と背面の円型の平らな模様が特徴。自社製の素子ユニットを使用しているが、素子欠けしやすい欠点がある。三協高分子と同様採用しているところは少ないため、場所によってはレアとなる。

関連項目

参考文献