「低コスト灯器」の版間の差分

KONAN01 (トーク | 投稿記録)
LED素子数を追加
NS新型灯器の記述等を追加
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* レンズ径が250mmとなっている。
* レンズ径が250mmとなっている。
* 現行モデルの灯器幅は原則1050mm(従来は1250mm)
* コストカットのため、極力シンプルなデザインとなっている。
* コストカットのため、極力シンプルなデザインとなっている。
* 小型、軽量で運搬、設置時に便利で災害に強い
* 一部の灯器を除き、デフォルトで[[フード|庇]]が存在しない。
* 一部の灯器を除き、デフォルトで[[フード|庇]]が存在しない。
* ユニット交換が出来ない。(原則禁止)
* 原則ユニット交換が出来ない。(メーカー間での互換性なし)




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令和2(2020)年度頃より、銘板がプレートから白いラベルに変更された。
令和2(2020)年度頃より、銘板がプレートから白いラベルに変更された。


LED素子数は全色とも7周128粒(3色で384粒)。
第一世代のLED素子数は全色とも7周128粒(3色で384粒)。
 
令和7(2025)年度頃より、TC2型灯器のように赤ユニットのLEDが極端に少なく、筐体の蝶番が3個から2個に減ったマイナーチェンジモデルが登場した(ここでは第二世代と扱う)。第二世代のLED素子数は赤ユニットのみ6周91粒(3色で347粒)。


=== 信号電材 ===
=== 信号電材 ===
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また、レンズ内部の素子ごとにフィルターを入れたインナーフードも存在する。狭角ユニットでは灯器下部にステッカーが貼られる。他社と比較して誤認防止の効果が高いことから、他社で対応できない誤認防止用灯器として採用されることも多い。
また、レンズ内部の素子ごとにフィルターを入れたインナーフードも存在する。狭角ユニットでは灯器下部にステッカーが貼られる。他社と比較して誤認防止の効果が高いことから、他社で対応できない誤認防止用灯器として採用されることも多い。


逆に、通常より視野角の広い広角タイプも存在する。広角ユニットでは筐体背面にステッカーが貼られる。歩灯が設置されていない交差点で採用される場合が多いが、愛知県ではこれを標準品として用いている。
逆に、通常より視野角の広い広角タイプも存在する。広角ユニットでは筐体背面にステッカーが貼られる。電材製の低コスト灯器は標準仕様でも視野角が狭いことから、歩行者からは灯火が見えづらい。そのため、歩灯が設置されていない交差点で採用される場合が多いが、愛知県ではこれを標準品として用いている。


LED素子数は全色とも7周108粒(3色で324粒)。
LED素子数は全色とも7周108粒(3色で324粒)。
令和元(2018)年度頃より、ケーブル取り出し穴の位置が変化したマイナーチェンジモデルが登場した。以前のモデルは横型と縦型でケーブル取り出し穴が異なったが、新モデルでは共通の位置となった。


=== 日本信号 ===
=== 日本信号 ===
日本信号製の低コスト灯器は大きく2つに分けることができる。
日本信号製の低コスト灯器はモデルチェンジが多い。
 
===== 試験灯器(ED1189〜) =====
平成27(2015)年度に埼玉県で試験設置が行われた。量産モデルと異なり、板金で作られたシンプルな形状であり、簡易的な形状の庇を備える。ユニットはφ250 素子露出型。警交仕規φ300幅(1250mm)に合わせるため、耳に大きなスペーサーがみられる。


==== 従来型(ED1191~) ====
==== 第一世代(ED1191~) ====
京三製作所の薄型LED灯器であるVSP型灯器を小型化した様な形となっている。庇を取り付けることができるネジ穴があるため、庇を取り付けた灯器が多数存在する。
京三製作所の薄型LED灯器であるVSP型灯器を小型化した様な形となっている。ステンレスのプレス工法を採用している。庇を取り付けることができる縁があるため、庇を取り付けた灯器が多数存在する。また、雪国用のカプセルフードも取り付け可能である。カプセルフードを用いない場合、フード縁に雪が積もりやすいため雪に対して極めて弱い。


大阪府を中心とした近畿地方の一部に、関西シグナルサービス・名古屋電機の銘板で設置されているものが見られる。
大阪府を中心とした近畿地方の一部に、関西シグナルサービス・名古屋電機の銘板で設置されているものが見られる。
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LED素子数は青6周92粒、黄7周130粒、赤7周105粒(3色で327粒)。
LED素子数は青6周92粒、黄7周130粒、赤7周105粒(3色で327粒)。


==== フラット型前期(ED1197~) ====
表蓋は他社製同様1050mm幅だが、裏蓋はそれより小さくなるため灯器幅は1014mmとなる。そのため、他社製より僅かに灯器幅が小さくなるため、他社製用のアームの貫通穴を使用できない。また、他社製や同社製後代モデルとの両面設置も難しい。
令和4(2022)年度に埼玉県で試験設置が開始された次世代の低コスト灯器。従来型の筐体から庇取り付け穴を取り除いたものとなっており、正面からの見た目がコイト製の低コスト灯器に似ている。現在、埼玉県のほか岩手県、石川県などでも設置を確認しているが、従来型に比べると設置数は限られている。2024年度現在、試験設置のため量産はされておらず、警察庁認定試験灯器とされている。
 
矢印灯器は純正品の場合も金具を用いて設置する。
 
==== 第二世代 フラット型前期(ED1197~) ====
令和4(2022)年度に埼玉県で試験設置が行われた。従来型の表蓋から庇取り付け穴を取り除いたものとなっており、正面からの見た目がコイト製の低コスト灯器に似ている。裏蓋はED1191型と同形状である。埼玉県のほか岩手県、石川県などでも設置を確認しているが、従来型に比べると設置数は限られている。また、金具を用いて前傾させ、灯器幅を1050mmに拡張している。よってこのモデルから他社製と灯器幅が統一された。
 
材質、工法、ユニット配列、矢印灯器の取り付け方法等は従来モデルと同様。
 
==== 第三世代 フラット型後期 警交仕規モデル 庇取付不可(ED1202〜) ====
令和7(2025)年度に青森県で試験設置が行われた(現在は撤去済み)。筐体はフルモデルチェンジされた。同年度内に愛知県、大阪府、広島県などでも設置が確認された。庇の取り付けは不可。更なる薄型化が図られ、コイト低コストと同様のスペーサー金具を用いて設置される。一灯式はED1207〜。
 
銘板はシール銘板(白銘板)となっている。灯器幅は1050mm。
 
材質、工法、ユニット配列、矢印灯器の取り付け方法等は従来モデルと同様。
 
==== 第三世代 フラット型後期 警交仕規モデル 庇取付可(ED1221〜) ====
令和7(2025)年度に愛知県、大阪府で設置が確認された。庇を取り付け可能な構造であり、表蓋はED1197型、裏蓋はED1201型と近い形状である。また、ED1203と外観上の違いはほぼない。
 
銘板はシール銘板(白銘板)となっている。灯器幅は1050mm。
 
材質、工法、ユニット配列、矢印灯器の取り付け方法等は従来モデルと同様。
 
===== 第三世代 フラット型後期 警管仕モデル(ED1203〜) =====
令和7(2025)年度に東京都で設置が確認された。庇を取り付け可能な構造であり、表蓋はED1197型、裏蓋はED1201型と近い形状である。また、ED1221と外観上の違いはほぼない。警管仕モデルではスペーサー金具での前傾を行わない。
 
銘板はシール銘板(白銘板)となっている。灯器幅は1050mm。


==== フラット型後期(ED????~) ====
材質、工法、ユニット配列、矢印灯器の取り付け方法等は従来モデルと同様。
令和7(2025)年に青森県で試験設置が行われたもの(現在は撤去済み)。従来型とフラット型の特徴を両方踏襲した様なデザインとなっている。現時点で情報が少なく、詳細は不明。


=== 三協高分子 ===
=== 三協高分子 ===
他社と比較して完全な直方体になっている。おもに近畿地方より西側で設置されており、関東地方・東海地方・東北地方では一切見かけない。
他社と比較して完全な直方体になっている。おもに近畿地方より西側で設置されており、関東地方・東海地方・東北地方では一切見かけない。


通常の筐体はレンズ面が完全にフラットになっているが、別途庇を取り付ける外枠を使用することで様々な庇を取り付けることができる。
通常の筐体はレンズ面が完全にフラットになっているが、別途庇を取り付ける外枠を使用することで様々な庇を取り付けることができる。この外枠は筐体にリベットで固定されており、後から外枠を付けることは難しい。


LED素子数は全色とも7周132粒(3色で396粒)。
LED素子数は全色とも7周132粒(3色で396粒)。