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内庇

提供:信号機Wiki
2025年12月21日 (日) 08:33時点におけるかすぽ (トーク | 投稿記録)による版
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内庇(うちひさし)とは、レンズ蓋の中心寄りに取り付けられているフードを指す言葉である。対義語は「外庇」。

概要

角型灯器世代は、裏蓋が主流であり、表蓋の灯器もレンズ径によって蓋の大きさが異なるため、内庇/外庇の区別は特になかった。初期丸型世代以降は、250mmと300mmの蓋の大きさが共通化され、一部の灯器では内庇と外庇が明確に区別されるようになった。「内庇」という呼称は、鉄板灯器のように内庇と外庇の両方が存在する灯器に対して使われることがほとんどで、他の灯器は区別の必要性が乏しいため使われることは稀である。

鉄板灯器

鉄板灯器では日本信号の250mm灯器にのみ採用されていた(一部を除く)。小糸工業京三の250mm灯器とは異なり、庇が250mm灯器専用の小型のものである。「内庇」はレンズ蓋の内側に装着したや、その庇が取り付けられている灯器を指す。

先代の初期丸型灯器(DX形灯器)の、庇をレンズ蓋の内側に取り付けるという仕様が鉄板灯器でも受け継がれた形となる。製造期間は昭和53(1978)年10月~平成03(1991)年03月まで。(ただしこれ以降も外庇の灯器に混ざって日本信号が鉄板灯器の製造を打ち切る(平成09(1997)年10月頃)の直前まで製造されていた[注釈 1]。)かつては全国的に多数設置されていたがLED灯器への交換が進み残存数が著しく減少している。網目レンズ(ヤマブキレンズ,折衷レンズ,レモンレンズ)、群馬濃色レンズブツブツレンズダークアイレンズ(ブロンズレンズ)など様々なレンズとの組み合わせのものが確認されている。

電材歩灯

信号電材の歩行者灯器では、電球式の中期世代で内庇が使われていた。他メーカーでは、同じ筐体に内庇と外庇の両方が使われていた例はなく、珍しい形態となっている。

その他

樹脂丸型灯器では、小糸のみレンズ径によってフードの大きさが異なるが、250mm灯器は内庇と外庇の中間のような位置に取り付けられているため「内庇」と呼ばれることはほぼない。

注釈

  1. 最新のものは広島県内の同年08月製造のものか

関連項目