神奈川県の信号機

2026年6月4日 (木) 11:29時点における銀河連邦 (トーク | 投稿記録)による版 (とりあえず信号灯器の部分だけ執筆。余裕があれば追記します)
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本記事では、神奈川県における各種交通機器などの動向や事情についてを記す。

信号灯器

LED式灯器(全般)

神奈川県のLED率は全国平均以下となっていた[1]が、信号機用白熱電球の製造終了に伴い令和9(2027)年度までに全信号灯器のLED化を目標[2]とし、更新が加速している。現状、令和6(2024)~令和8(2026)にかけては美装化された交差点やアルミ灯器を中心としてエリアごとに電球式を沙汰する方針でおり、残りは令和9(2027)年度でまとめて更新とみられている。この加速した更新により、いくつかのエリア(逗子市、葉山町、旧津久井郡、足柄下郡など)ではほぼ100%のLED率となっている箇所も多く存在する。

神奈川県においては初期LED灯器に相当する世代のLED灯器はごくわずかな例外を除いて設置されておらず、平成13(2001)年に横浜市で試験設置されたLED式歩灯が概ね最初のLED式灯器とされている。車灯に関しては平成14(2002)年度にプロジェクター式(VLA)が設置されたほか、同じく平成14(2002)年度に小糸工業(現・コイト電工)からDK2が県央地域の新設交差点を中心に十数か所設置されたのが始まりとされている。その後は電球式での設置とLED式での設置が混在していたが、事故破損などを除けば概ね平成18(2006)年以降はLED式に移行している。なお、矢印灯器に関しては平成15(2003)年から一斉移行している。

LED灯器は低コスト灯器になるまでの間はほぼすべてノーマルフードで設置されており、ショートフードは2010年度のVSP、2007年度の共通薄型歩灯、及びノーマルフードを設置すると支障をきたす場所などに限られていた。ただし令和2(2020)年度以降は300mm灯器の採用においてもショートフードを採用している箇所がみられる。

電球式灯器(全般)

詳細は各メーカーの項目に記すが、電球式の製造が盛んだったころは事実上小糸工業京三製作所の2強であり、時折樹脂灯器として松下通信工業のものが採用される程度だった。また、地域によって取引先となるメーカーに偏りがあり、地域ごとにメーカーの偏りがやや見られる(LED以降もそれなりにある)。2026年現在でも網目レンズ世代の鉄板灯器が残っていたりと、電球式の更新は比較的最近まで緩やかなペースであった。

少なくとも昭和48(1973)年以降、ごくわずかな例外を除いて300mmのレンズ径のみが設置され、250mmのものは設置されていなかった。県内で最後に設置されたと思われる電球式灯器は、横浜市戸塚区「戸塚町」交差点の2010年製のものとされており(更新済み)、警交仕規第1014号に準拠した電球式灯器の設置は見られない。

小糸工業

昭和48(1973)年には300mmの両面角型灯器が藤沢市に設置されていた[注釈 1]。一方、昭和43(1968)年の画像には小糸工業らしき角型灯器の存在が確認できず、やや遅れて参入した可能性もあり、小糸製作所世代の灯器は存在しなかった可能性がある。歩灯に関しては昭和46(1971)年には少なくとも設置が確認されている。

昭和49(1974)年には包丁への移行が始まり、昭和51(1976)年頃には包丁未遂への移行と角型灯器が設置されていた期間は非常に短いが、その後も予告灯など変則配列を中心とした採用が昭和末期ごろまで行われていた。昭和53(1978)年に斜め庇に移行、昭和54(1979)年9月頃から濃色レンズ鉄板(ドットレンズ)に移行と、鉄板灯器世代においても比較的早く次世代のものに移行している傾向がみられる。また、角型灯器に関しては比較的早くに更新が進んだため、平成10年代には既に三位角型としては絶滅していたものとみられ、2026年6月4日現在では公安委員会が管理するものでは2か所のみとなっている[注釈 2]

電球式世代は基本的に全域で採用されていたものの、横浜市西部(戸塚区など)、川崎市西部(宮前区など)、藤沢市などにおいてはほぼ小糸工業のものしか設置されていないなど極端な偏りもあった。LED以降は満遍なく設置されている傾向にあり、低コスト灯器が誕生した平成29(2017)年以降も広く設置されている。

薄型LED灯器と一部の厚型LED灯器においては、神奈川県独自のユニットとしてK6(C6)ユニットが用いられているのが特徴。

京三製作所

昭和30年代には250mmの角型灯器が設置されているのを確認しているほか、昭和45(1970)年の時点で300mmの設置が確認されている。県内に本社や工場を持つために採用数は圧倒的に多く、現在に至るまで満遍なく大量に採用されている。また採用時期も非常に長く、三位角型は昭和54(1979)年12月製のものも確認されている。そのため令和に入ってからも残存しており(現在は絶滅)、比較的最近まで各地で見ることができた。また、二基セットと呼ばれる現行の設置方法に類似した形の両面角型灯器が設置されていたことも特徴。

一方、宇宙人に関しては角型灯器と並行して昭和49(1974)年頃から設置されており、概ね昭和54(1979)年くらいまで設置されていたとみられている。角型灯器と比較すると残存数は少なかったものの、それなりに残存している状況だったが現在は絶滅している。

LED灯器はVAC・VAT・VSP・VSSすべてにおいて設置されており、採用数も非常に多い。低コスト灯器へ移行後もVSM・PSMとして設置され続けている。

小糸工業と比較すると採用地域は広範囲にわたるが、それでも本社のある鶴見区や川崎市東部、茅ヶ崎市などにおいては京三製作所一強となっているケースがみられる。

注釈

  1. 「市立病院入口」交差点に設置されていた。
  2. 秦野市「西大竹」に網目レンズ世代のYY予告灯、海老名市にブツブツレンズ世代のRR踏切信号が残存している。海老名市国分にある250mmのYY予告灯は、道路管理者によるブリンカーライトの代わりとして設置されているようで、公安委員会の管理ではない模様。

参考文献

  1. 警察庁. [https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/annzen-shisetu/hyoushiki-shingouki/2025_shingoukistock.pdf 都道府県別交通信号機ストック数. (2026/5/29参照)
  2. 建通新聞社(神奈川). [http://www.senmonshi.com/archive/02/021234RhqI0L0RN.asp 【神奈川】県警 27年度までに全信号灯器をLED化. 2024/03/04