岐阜県の信号機
ここでは岐阜県の特徴・動向を示す。
灯器
種類
・LED式灯器
2025年度までに車灯・歩灯共にLED化率100%を達成した(事故復旧分を除く)。以降は厚型LED灯器や状態の悪い薄型LED灯器を更新対象としている。
2006(平成18)年度からは、特に信号電材製のLED式灯器が大量に導入されており、メーカの偏りは全国指折りと言われている。
・電球式灯器
LED化以前から灯器更新に積極的であり、概ね20~30年で更新を行っていた。そのため、かなり前から角形灯器や初期丸形灯器は絶滅していたものと考えられている。
角型灯器~アルミ灯器では、京三製作所製の灯器が大量に導入されていた。アルミ灯器では京三製作所製と日本信号製がほぼ半々で導入されていた。
このことから、かなり昔から灯器メーカの偏りが大きい県であったことが分かる。
運用
・レンズ径の統一
低コスト灯器の導入以降、多くの地域でφ250とφ300の混在が見られるが、岐阜県では一つの交差点でのレンズ径は原則統一している。
電球式とφ300LED式の混在する交差点では、全てφ250に更新するか電球式のみφ300で置き換える。このときφ300は統一更新で撤去された中古を使用することが多い。
なお、レンズ径の統一は自転車用、縦型補助灯器、予告灯、軽車両用、事故復旧では行われないことがある。
・経過時間表示付き歩行者用灯器
岐阜県では歩車分離式(特に歩行者専用現示方式)の交差点では、ほとんどの場合経過時間表示付きの歩灯が採用される。
設置方法
・岐阜設置
岐阜県では主灯器を交差点右奥に設置する方式が広く見られ、マニアはこれを岐阜設置と呼んでいる。右折車からの視認性等に優れる反面、混乱を招きやすいとされている。
・減柱
一本の信号柱に複数の灯器を設置する、借用柱を活用する等の減柱を進めている。
制御
共通
平均サイクル長が全国で2番目に長い。
標準的な全赤時間・黄時間は3秒(矢印後は2秒)である。
各種制御の導入状況
・右折車両分離方式
幹線道路を中心に、積極的に導入されている。特に近年新設される幹線道路の交差点では高い確率で導入されている。
直進左折現示後の全赤現示時間は2秒である。
・右左折車両分離方式
一部の交差点で導入されているが、数は少ない。
・歩車分離式(歩行者専用現示方式・スクランブル方式)
主に駅前や観光地(高山等)に導入されている。標示板は車灯のみに「歩車分離式」「歩車分離式(スクランブル式)」。指定時間のみ分離するケースでも、標示板にその旨は記されない。
・押ボタン式(単路及び閃光)
幹線青現示方式、閃光方式の両方が用いられているが、単路においては青現示に移行する場合も見られる。閃光方式の交差点は単路となるよう改良されるか、定周期化されることが多く数を減らしている。
標示板は「押ボタン式」で歩灯のみに設置されていたが、2017年度以降は歩灯も廃止。
・半感応・押ボタン式
以前は大部分の交差点に導入していたが、現在はコスト削減のため、ほとんどが定周期化されている。
標示板は「押ボタン式」で歩灯のみに設置されていたが、2017年度以降は歩灯も廃止。
標準設備等
・信号柱:内線式鋼管柱(道路工事等ではコンクリート柱)
・アーム:ストレートアーム
・端子箱:端子台レス型(ツイストコネクタ方式)
・設備設置方式:ブレードフレキ方式
・押ボタン箱:「Ⅰ」形
・ケーブル:SVV-SSD自己支持型(以前は吊線巻き付け式)
・交通管制システム:住友電工システムソリューション(以前は京三製作所)
整備状況
岐阜県では灯器、信号柱、制御機の全てにおいて、効率的な更新が進められており、老朽化率が著しく低い状況が維持されている。