電球式

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電球式(でんきゅうしき)とは、信号灯器の点灯部が単一の電球で構成されているもの全般を示す。

電球式灯器の一例

概要 編集

道路交通信号機用電球として製造されているバンドミラー電球、あるいはソフトホワイト電球を主に用いており、それを有色のレンズを通じて発酵させることにより灯火を表す方式。他に、LED電球を使用したり有色電球+無色レンズによる方式も存在する。

自動式交通信号機が設置されたころから主流の方式であったが、近年はより消費電力が少なく長持ちする発光ダイオードを用いたLED式が主流となっている。また、前述の道路交通信号機用電球が製造終了となることから、近年急速にLED式への更新が行われている。

2024年度末時点で、東京都・宮城県では既に電球式は全てLED式に更新されている。

メリット 編集

着雪しにくい 編集

LED式の場合は発熱量が少ないため、レンズに付着した雪が溶けにくく、信号が見えなくなることがあるがLED式と比べて電球式は発熱量が多いため、レンズに付着した雪は溶けやすい。

デメリット 編集

消費電力が多い 編集

LED式と比べて熱エネルギーとして失われる割合が高く、エネルギー効率が悪い。そのため、消費電力が多くなる。

短寿命 編集

LED式は8年~10年程度の寿命であるのに対し、電球式は約半年から1年程度しかない[1]ため、頻繁な電球交換が必要となる。

疑似点灯 編集

電球式は西日などが当たったときに疑似点灯が発生することがある。詳しくは個別ページを参照。

関連項目 編集

参考文献 編集

  1. 警察庁. “LED式信号灯器に関するQ&A”. 警察庁Webサイト. n.d. https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/annzen-shisetu/hyoushiki-shingouki/led/led.html, (参照 2025-10-16).