疑似点灯
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疑似点灯(擬似点灯、ぎじてんとう)とは、信号灯器のレンズが太陽光の反射によりあたかも点灯しているように見えてしまう現象を指す。
概要
電球式灯器は、有色レンズと無色電球(電球色)を用いて灯火を再現している構造となっている。このレンズに太陽光やそれに相当する強い光が差し込むと、レンズ内で反射が発生してしまいあたかも点灯しているように見えてしまう。これにより本来点灯している灯火がわからず、交通事故を誘発する可能性が高いとして問題になっていた。
上空からの太陽光に関してはフードを用いることで防ぐことができていたが、西日や朝日など、横方向から照り付ける太陽光に関しては対応できていなかった。
昭和60年代より疑似点灯を防止するためのレンズの開発が進み、同年代(とりわけ平成以降)に設置が開始された。信号機ファンの間では、これらを西日対策レンズと呼ぶ。詳細は当該記事に譲る。
なお、LED式灯器に関しては初めから疑似点灯を防ぐための対策がされており、疑似点灯は発生しない。
表記ゆれ
冒頭に記したように、「疑似」と「擬似」の両方の表記が存在する。交通工学用語集によると「疑似」とされており[1]、一般的に「疑似」と「擬似」はほぼ似た意味を表す文字違いなだけとなっている[2]。本項では前者の表記に倣って「疑似」としている。
関連項目
参考文献
- ↑ 一般社団法人交通工学研究会.交通工学用語集-疑似点灯防止型信号灯器(2025/2/2参照)
- ↑ 漢字文化資料館.「擬似」と「疑似」の違いはありますか?.(2025/2/2参照)