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'''さやえんどう'''とは、[[京三製作所]] | '''さやえんどう'''とは、[[京三製作所]]によって製造され<ref name=":0">京三製作所社史編纂委員会. [https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001931886 京三製作所70年史]. 京三製作所, 1987.</ref><ref name=":1">京三製作所. [https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I032954018 京三製作所百年史]. 京三製作所, 2018.</ref><ref group="注釈">北海道のものも京三が製造していたかは不明</ref>、北海道、愛知に設置されていた[[FRP灯器]]の俗称である。筐体が左右に広がっているのが特徴。灯器は1本のアームが灯器の片側に刺さる形で設置されていた。 当ページでは池袋に設置されていた特殊懸垂型アルミ信号灯についても取り上げる。 | ||
{{Infobox signal|灯器の名称=さやえんどう|製造期間=昭和41年~昭和45年頃|採用地域=北海道、愛知県|残存数=既に絶滅 (2000年代初頭までは残存していたと思われる)|メーカー=京三製作所|レンズ=スタンレー網目レンズ|アーム=串刺しアーム|タイプ=愛知型、北海道型}} | |||
== 概要 == | |||
=== さやえんどう === | |||
==== 愛知 ==== | |||
後述の池袋に設置されていた灯器をグラスファイバー製にし、テーパーポールで支持する方式にしたものであり、[[おたふく]]とは別物である。昭和41年11月に名古屋市北区東大曽根交差点に設置された<ref name=":0" /><ref name=":1" /><ref name=":2">交通信号50年史編集委員会. [https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001150591 交通信号50年史]. 交通管制施設協会, 1975.</ref>。矢印灯は両端の尖った形をしていた。 | |||
愛知のものについては京三製作所70年史P172-173、京三製作所100年史P274-275などを参照。 | |||
==== 北海道 ==== | |||
愛知と似たものが設置されていたが、情報が少なく、不明な部分が多い。矢印灯は愛知のものと形状が異なり、[https://nigochu.xsrv.jp/img/shiden/yamahana/20000272_R.jpg 北海道のもの]はおたふく矢印を角ばらせたような形をしていた<ref group="注釈">[[おたふく]]矢印そのものの可能性もある</ref>。2000年頃には絶滅したものと思われる。 | |||
北海道のものの画像は [https://nigochu.xsrv.jp/shiden.html 1970年代北海道鉄道写真 札幌市電]の129番、210番、287番、289番、[https://web.archive.org/web/20190329120607/http://www.geocities.jp/mishizawamain/signal/signaltoku.html ちょっと変わった信号機]を参照。 | |||
=== 特殊懸垂型アルミ信号灯 === | |||
昭和37年11月に東京都豊島区池袋1丁目交差点の交通コントロールタワーに設置されたフットボール型のアルミ製懸垂信号機である<ref name=":0" /><ref name=":1" /><ref name=":2" />。京三製作所が製造した。[[フード#筒型フード|筒型フード]]のものや4位灯も設置されていた。昭和41年に愛知に設置されたグラスファイバー信号機の元となっている<ref name=":2" />。 | |||
== 注釈 == | |||
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== 参考文献 == | |||
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2025年4月8日 (火) 11:10時点における最新版
さやえんどうとは、京三製作所によって製造され[1][2][注釈 1]、北海道、愛知に設置されていたFRP灯器の俗称である。筐体が左右に広がっているのが特徴。灯器は1本のアームが灯器の片側に刺さる形で設置されていた。 当ページでは池袋に設置されていた特殊懸垂型アルミ信号灯についても取り上げる。
さやえんどう | |
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製造期間 | 昭和41年~昭和45年頃 |
採用地域 | 北海道、愛知県 |
残存数 | 既に絶滅 (2000年代初頭までは残存していたと思われる) |
メーカー | 京三製作所 |
レンズ | スタンレー網目レンズ |
アーム | 串刺しアーム |
タイプ | 愛知型、北海道型 |
概要[編集 | ソースを編集]
さやえんどう[編集 | ソースを編集]
愛知[編集 | ソースを編集]
後述の池袋に設置されていた灯器をグラスファイバー製にし、テーパーポールで支持する方式にしたものであり、おたふくとは別物である。昭和41年11月に名古屋市北区東大曽根交差点に設置された[1][2][3]。矢印灯は両端の尖った形をしていた。
愛知のものについては京三製作所70年史P172-173、京三製作所100年史P274-275などを参照。
北海道[編集 | ソースを編集]
愛知と似たものが設置されていたが、情報が少なく、不明な部分が多い。矢印灯は愛知のものと形状が異なり、北海道のものはおたふく矢印を角ばらせたような形をしていた[注釈 2]。2000年頃には絶滅したものと思われる。
北海道のものの画像は 1970年代北海道鉄道写真 札幌市電の129番、210番、287番、289番、ちょっと変わった信号機を参照。
特殊懸垂型アルミ信号灯[編集 | ソースを編集]
昭和37年11月に東京都豊島区池袋1丁目交差点の交通コントロールタワーに設置されたフットボール型のアルミ製懸垂信号機である[1][2][3]。京三製作所が製造した。筒型フードのものや4位灯も設置されていた。昭和41年に愛知に設置されたグラスファイバー信号機の元となっている[3]。