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外庇

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外庇仕様の灯器の概観。一見同時期の京三製のものと酷似する。画像の灯器はレモンレンズを搭載した埼玉型のもの。埼玉県内にて収録。

外庇(そとひさし)とは、レンズ蓋の外側寄りに取り付けられているフードを指す言葉である。対義語は「内庇」。

概要[編集]

主に250mm灯器において、専用の小型フードである「内庇」に対して、300mm灯器用のものと共通のフードを「外庇」と呼ぶ。信号電材電球式歩灯は、250mm灯器に内庇と外庇の両方の形態が存在する。

鉄板灯器[編集]

鉄板灯器では、小糸工業および京三の全てと、日本信号の一部を除く250mm灯器に採用されていた。は300mm灯器と共通のものであり、レンズ蓋の外側に装着されている。~平成03年03月頃までの製造の250mm灯器[注釈 1]は通常内庇になっているが、一部の灯器は外庇を装着する。なおこれ以降の灯器は原則として全て外庇に統一。以下では、日本信号の鉄板灯器における庇の形態について説明する。

初期世代[編集]

昭和54(1979)年01月~同年07月頃までの製造の灯器のうち、兵庫県や広島県に設置された250mm灯器の中には外庇のものが一定数あった。内庇のものと並行して製造されていた様だが、直ぐに内庇に統一されている。

埼玉型[編集]

~平成03(1991)年03月頃までの製造の灯器で埼玉県内で設置されたものは特殊な形態をとる。その一つとして、外庇である事が挙げられる。ただし埼玉型とはレンズ蓋固定金具台座軸抜け止め処理を指す言葉であり、従って 埼玉型≒外庇 であり、極稀に内庇を装着したものも存在した。

東京型[編集]

~平成03(1991)年03月頃までの製造の250mm灯器で都内で設置されたものは特殊な形態をとる。その最大の特徴が外庇。東京型灯器のレンズ蓋固定金具台座軸抜け止め処理は他県と同じものであり、従って 東京型=外庇 である。現在は絶滅。

イレギュラー[編集]

群馬県内で1基のみ確認されていた群馬濃色レンズを搭載したもの。同差点内の他の灯器は通常の内庇である事や(いずれも昭和58(1983)年01月製造)、他に同様の個体が確認されていない事を考慮すると製造時の手違いによるイレギュラー品である可能性が高い。現在は撤去済。

小糸A型灯器[編集]

小糸A型灯器の250mm灯器の大半は内庇となっているが、初期に製造されていたタイプは外庇となっていた。三重県や静岡県などで見られるが、更新により数を減らしている。

注釈[編集]

  1. 赤だけ300mm灯器を含む

関連項目[編集]