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年度ステッカー

提供:信号機Wiki
年度ステッカー例
小糸工業アルミ灯器に設置された年度ステッカー。長い年月が経つと紫外線の影響で褪せる場合もある

年度ステッカー(ねんどすてっかー)とは、一部の都道府県に設置される信号灯器に貼り付けられたステッカー。シールの場合や、年度以外の情報が記されていることもある。

概要

一部の都道府県において、灯器の裏面にステッカーが貼られる場合がある。このステッカーはその灯器の設置年度を表すものとなっている[1]。ただし、灯器が転用されてきた、在庫品を後年に設置した、単純なつけ間違えなどの理由で必ずしもその灯器がその交差点に設置された年度とは一致しない。また、あくまで設置年度であるため、灯器の製造年月とも一致するわけではない(が、大抵は一致する)。

ステッカーについて特に基準があるわけではないため、全く貼付されていない場所もあれば(例:大阪府など)、ステッカーではなく図形シールを使用していたり(例:昔の神奈川県)、年度とメーカー以外の情報を書いていたり(例:京都府)とさまざまである。

車灯、歩灯両方にあることもあれば、どちらか片方のみの場合もある。

各ステッカーの特徴[1]

西暦2桁型(神奈川県、岐阜県)

京三
神奈川県に設置された京三製作所製の薄型LED式灯器の年度ステッカー。京三製作所は小糸とは違った独特な丸ゴシックをこの時期に採用していた

平成15(2003)年~平成30(2018)年まで、神奈川県・岐阜県で採用されたステッカー。設置年度の西暦下二桁がアラビア数字で記されている。

灯器のメーカーによってフォントが異なり、小糸工業は丸ゴシック、京三製作所は平成24(2012)年度まで小糸とは異なる丸ゴシックを使用していたが平成25(2013)年度以降は信号電材と同一のフォントをウェイトを細くしたものを使用している。このフォントはJISの刻印字体に近似している。日本信号はやや角ばったフォントを使用しており、平成28(2016)年度からより横幅が増したものになっている。星和電機はステッカーが貼付されなかったり、京三製作所のフォントが使用されたり、MSゴシックのようなフォントが使用されたり、テプラで代用されたりと一貫性がない。

和暦型(千葉県、埼玉県)

和暦型(埼玉)
埼玉県のおにぎり歩灯に設置された年度ステッカー。平成8年度に設置されたことを表す
和暦型(千葉)
千葉県の小糸製鉄板灯器に設置された年度ステッカー。平成11年度に設置されたことを表す

埼玉県では平成5(1993)年~平成28(2016)年まで、千葉県では少なくとも平成2(1990)年~平成30(2018)年頃まで採用されたもの。設置年度の和暦がアラビア数字で記されている。埼玉県は上記の西暦2桁型と同様の長方形ステッカー、千葉県は丸形のシールとなっている。

埼玉県のステッカーはおおむね西暦2桁型と同様のフォントの違いが存在する(星和は設置を未確認のため不明。三工社は日本信号と同一)。千葉県のステッカーもフォントは数種類確認しているものの、現時点ではメーカーによるものなのか世代によるものなのかは不明。

埼玉県のステッカーは平成15(2003)年度から先頭にメーカーを表すイニシャルが付与されている。このイニシャルについては後述する「共通型」を参照。

アルファベット型(岩手県)

少なくとも平成12(2000)年から岩手県内の車灯のみに採用されている。設置年度の下二桁をアルファベットで記していることが特徴。

フォントとしてはセリフ・サンセリフ両方確認しているが何を基準にしているかは不明。アルファベットはABCDEFGHIZの10種類が使われており、この並び順通りに1234567890に1文字ずつ対応する。例えば、「AZ」と書かれているステッカーは「10」となり、平成22(2010)年度の設置であると言える。今、令和7(2025)年の場合は「BE」となるだろう。

共通型(群馬県、千葉県、埼玉県、神奈川県、岐阜県、福岡県など)

共通型(二段仕様)
千葉県の日本信号低コスト灯器に設置された年度ステッカー。灯器のスペースの都合上、メーカーイニシャルと設置年度が2段になっている

低コスト灯器が登場した平成29(2017)年頃を皮切りに、いろいろな都道府県が採用しだした形式のステッカー。このような経緯から共通型としている。ただし、福岡県は同様の書式のステッカーを平成25(2013)年度頃から採用している。

先頭にメーカーを表すイニシャルを付与し、その後に西暦4桁をアラビア数字で記す。灯器の幅が狭い場合、メーカーイニシャルと西暦を分け2行にして配置する場合もある。

各メーカーと対応するイニシャルは以下の通りである。

  • 小糸工業 → KO
  • 京三製作所 → KY
  • 日本信号 → NS
  • 信号電材 → SD
  • 三協高分子 → SK
  • オムロン → OM(一時期「O」の設置があった)
  • 星和電機 → SE

NSは普通メーカーイニシャルと設置年度が分離しているが、岐阜県等では他社同様の横並び一体の配置のものが用いられている。

京都型(京都府)

京都府では、設置年度(というよりは工事年度)のほかに、工事番号と整理番号が記載されている。

神奈川型(神奈川県)

昭和63(1988)年~平成14(2002)年まで神奈川県で採用されていたもので、灯器下部に色つきの図形シールを貼っていた。それぞれ対応するのは以下のとおりである。

対応する図形と色
設置年度 図形
昭和63(1988) 青緑
平成元(1989)
平成2(1990)
平成3(1991)
平成4(1992)
平成5(1993)
平成6(1994)
平成7(1995)
平成8(1996)
平成9(1997) 青緑
平成10(1998)[注釈 1] 青緑
平成11(1999)
平成12(2000)
平成13(2001)
平成14(2002)

なお、平成4(1992)年と平成14(2002)年、平成12(2000)年と平成13(2001)年は図形も色も同じである。前者は採用されていた灯器が異なるため区別可能だが、後者はほぼ区別困難。

(参考)群馬型(群馬県)

群馬県では、過去にステッカーではないが年度バンドを採用していたことがあり、アームの付け根に設置年度西暦下二桁をアラビア数字で記したバンドを設置していた。

注釈

  1. 時々なぜか■のものも見られる。

参考文献