ユニット換装
ユニット換装(ゆにっとかんそう)とは、LED式灯器の光学式ユニット(発光部)を交換すること。
概要[編集]
LED式灯器は長寿命であるが、稀に故障等で滅灯することがある。また、経過時間表示化や灯器転用時の都合でも光学式ユニットの交換が行われることがあり、これをユニット換装という。
低コスト灯器を除くLED式灯器は基本的にユニット形状に互換性があり、製造メーカーに依らず換装が可能である場合が多い。
目的[編集]
LEDユニットの故障[編集]
経年劣化や雷害により素子欠けや滅灯したユニットを交換する。多くの都道府県で行われる。
経過時間表示化[編集]
東京都では歩行者用灯器の経過時間表示化のため、灯箱はそのままユニットのみを経過時間表示ユニットに交換する換装が多く見られる。この場合、銘板下などに交換したユニットのメーカー等が明記されたステッカーが貼り付けられる。
美装化・配列変更[編集]
東京都では美装化(塗装色変更)のため、新品ないし中古の指定色灯箱にユニットを移す場合がある(箱換装)。このとき、例えば矢印灯器のユニットを三位ユニットに換装する場合がある。
また、奈良県などでは中古灯器のユニットを換装し、変則配列の灯器を作成したケースがある。
リコール[編集]
ユニットに不具合等が生じた場合に、リコールが実施されユニットが換装される場合がある。最近では信号電材製の薄型歩灯の一部の不具合が発覚し、リコールのための換装が行われた。
ユニット換装ができない場合[編集]
ユニット換装は低コストで改修を行うことができるが、メーカーが推奨しない場合が多い。また、以下に該当する場合はユニット換装を行えず、灯器ごとの更新になることが多い。
互換性がない場合[編集]
車灯[編集]
従来型灯器(φ300)は各社基本的に互換性があり換装を行うことができる。電球式、プロジェクター式灯器に素子型ユニットを取り付けることも可能である。
一方で低コスト灯器(φ250)では各社ユニットが独自形状であるため、同社製ユニット以外の換装は難しい。
歩灯[編集]
コイト電工、信号電材、星和電機製ユニットは世代によらず互換性がある。一方で、京三製作所、三協高分子、日本信号の厚型LED以前の灯器(主に日亜製ユニット)は他の灯器と形状が異なるため、現行灯器と互換性がない。
形状が多少異なる場合も取り付けは可能だが、防水性の担保が難しいため行われない、もしくはカバーレンズ(透明のもの)を流用したりパッキンを追加した換装が行われる。
著しく灯器が劣化している場合[編集]
浸水等が原因で不具合が生じた灯器や、筐体等が著しく劣化した灯器はユニット換装を行わず灯器ごとの更新が望ましい。
使用されるユニット[編集]
ユニットは灯器メーカーから購入可能であり、保守業社が緊急用に在庫を保有する場合が多い。また、撤去されたLED式灯器のユニットを保管し、換装用に用いる場合もある。