背面板
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背面板(はいめんばん)とは、信号機の視認性を高めるために設置される白と緑の縞模様の板である。ゼブラ板とも呼ばれる。
概要[編集 | ソースを編集]
日本においては、道路交通法施行規則により、幅10cmの 緑と白 または 黄と黒 の縞模様と定められている[1]。縞模様は、右上から左下へ線が引かれているものが大半だが、逆向きのものも存在する。
戦後の電力不足で信号機が暗かった頃にはほとんど全ての信号機に設置されていたが、その後信号機の大型化により、数を減らしている。現在では信号機を目立たせる必要がある場所や予告灯などに限られる。神奈川県や愛知県などで採用されていた黄色と黒の背面板は「タイガーゼブラ」とも呼ばれる。。低コスト世代からは筐体外部に背面版を取り付けられる構造とする仕様が削除された[2]。そのため、背面板を設置する必要のある灯器は、灯器取付金具との間に背面板を取り付ける金具を差し込むか、従来型の薄型LED灯器で更新される。
種類[編集 | ソースを編集]
六角ゼブラ[編集 | ソースを編集]
背面板のうち、六角形のもの。角型灯器でよく見られたが、現在は公道には残っていない。
四角ゼブラ[編集 | ソースを編集]
背面板のうち、四角形のもの。現在でも一部の県では設置される。1灯式灯器に付随するものは、このタイプが多い。
丸形ゼブラ[編集 | ソースを編集]
背面板のうち、カプセル形のもの。現在でも一部の県では設置される。
参考文献[編集 | ソースを編集]
- ↑ 道路交通法施行規則第4条 別表第1 (出典:e-Govポータル)
- ↑ 日本信号技報 VOL.41 2017 No.2, p15-18.