信号電材低コスト型
信号電材低コスト型(しんごうでんざいていこすとがた)とは、2017年(平成27年)から信号電材が製造を開始した低コスト型灯器である。
| 信号電材低コスト型 | |
|---|---|
| 製造期間 | 2017年~ |
| 採用地域 | 全国(東京都を除く) |
| 残存数 | 多数 |
| メーカー | 信号電材 |
| 警交仕規 | 第1014号 |
概要 編集
信号電材が2017年より製造を開始したアルミ製の一体型灯器。前モデルの薄型灯器からデザインが刷新され、角ばったシンプルな形状となった。全面パネルは円弧上であり、着雪防止も考慮されている。
構造 編集
アルミ押し出しの筐体にサイドカバー(耳)を取り付ける構造である。この構造を生かし、一位式、二位式、三位式全ての筐体が製造されている。
LEDユニットは筐体側に備えられ、交換が可能である。
設置方法 編集
現行低コスト灯器で唯一、灯器設置金具にスペーサー金具を介さず設置することができる。15°の前傾設置が推奨されている[1]。
矢印灯器も同型であれば直接三位灯に設置することができる。
世代 編集
ここでは便宜上の世代に分類する。
試作型 編集
全面パネルが黒色(樹脂製ブラックマスク)、筐体はアルミ製。日本仕様としては不適となり、採用されなかった。
Ⅰ型(2017~2018) 編集
総アルミ製。LED素子数は全色とも7周108粒(3色で324粒)。
Ⅱ型(2018~2025) 編集
ケーブル取り出し穴の位置が変化した。以前は横型と縦型(豪雪型)で異なる位置に取り出し穴があったが、この筐体からは共通となった。
Ⅲ型(2025~) 編集
サイドカバーのネジ穴や形状が改良された。
Ⅳ型(2025末~) 編集
黄ユニットのみ135素子ユニットに変更された。
オプション 編集
低コスト灯器で随一のオプション数を誇る。
フードレス仕様 視野角 編集
・標準仕様 編集
特に指定が無い場合も、他社製灯器より視野角が制限される。
・広角仕様 編集
歩行者用灯器が設置されておらず、視野角が広い灯器が必要な場合等に採用される。ただし、愛知県ではこの仕様が標準である。
灯器背面に広角仕様を示すステッカーが貼り付けられる。
・狭角仕様(インナーフード) 編集
標準仕様より更に視野角を制限する。鋭角に交差する変形交差点や、光害対策が必要な場合等に採用される。また、一部の灯火のみ狭角とすることもできる。灯器下部に狭角仕様を示すステッカーが貼り付けられる。
外部フード 編集
・横型用ダブルフード(三角フード) 編集
視野角を制限する。鋭角に交差する変形交差点等に採用される。フード縁が無いため、筐体に直接ねじ止めする構造であり、三角形である。横型灯器用。
・縦型用ダブルフード(四角フード) 編集
視野角を制限する。鋭角に交差する変形交差点等に採用される。フード縁が無いため、筐体に直接ねじ止めする構造であり、四角形である。縦型灯器用。
・筒フード(六角フード/ヘキサフード) 編集
視野角を制限する。鋭角に交差する変形交差点や距離制限フードの代替、光害対策が必要な場合等に採用される。フード縁が無いため、筐体に直接ねじ止めする構造であり、六角形である。
・視角制限フード 編集
高度に視野角(上下及び左右)を制限する。インナーフードや物理フードで制限できないときに用いられる場合が多く、極めて高性能である。
その他 編集
フィルムヒーター 編集
着雪防止のため、赤ユニットにフィルムヒーターを内蔵することができる。ヒーターが内蔵可能な低コスト灯器は、現時点で信号電材製のみである。
LEDユニット 編集
108素子ユニット 編集
従来の薄型灯器と同じ素子数で、配列もほぼ同一。
初期型から使用され、青・赤ユニットは現在もこのユニットが使用されている。
135素子ユニット 編集
2025年末から採用されたユニット。現時点では黄ユニットのみこのユニットが使用されている。
ODM灯器 編集
2026年時点で、以下のメーカーへのODM供給が確認されている。自社銘板に加え、ODM供給数が多いことから、最も設置数が多い低コスト灯器と考えられている。
- 京三製作所(VSM)
- オムロンソーシャルソリューションズ
- 星和電機
参考文献 編集
- ↑ 1.0 1.1 信号電材株式会社,新型車両用交通信号灯器,https://www.shingo-d.co.jp/other/img/links/pamph02.pdf,2026-0514参照