コイトヤマブキレンズ

2025年11月6日 (木) 20:25時点におけるかすぽ (トーク | 投稿記録)による版 (概要: ヤマブキレンズの追加説明)

コイトヤマブキレンズとは、小糸工業が1981年1夏頃~1983年頃にかけて製造していた自社製初のプラスチック製網目レンズを指す。

ヤマブキレンズ
緑レンズ

概要

小糸工業が製造していた、初期の網目レンズ。スタンレー製のものと差別化を図るため、コイト(小糸)ヤマブキレンズ、或いは緑レンズと呼ばれる。厳密には小糸網目レンズは2種存在し、その1世代目に当たる。プラスチック製レンズの試行錯誤段階品と思われ、2世代目と比べると黄味がかった色味、又はやたら透明度が高いといった差異がある。耐熱性も若干劣る模様。 2世代目は単に網目レンズと呼ぶ場合が多いが、青みを帯びた色味から青レンズと呼ぶこともある。

昭和56(1981)年9月頃から製造が開始された。暫くは格子レンズドットレンズと並行製造されていた。2世代目へのはっきりとした移行時期は無く、昭和58(1983)年末~昭和59(1984)年上半期頃迄に徐々に移行したものと思われ、この時期は両者が混在していた。

群馬県では濃色格子(ドット)レンズが長く採用され(~昭和62(1987)年6月頃)、その後ブツブツレンズに移行した為このレンズを搭載した灯器は皆無である。

鉄板灯器樹脂丸型灯器での採用が見られる。