「視覚障害者用押ボタン箱」の版間の差分
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黄色の筐体の視覚障害者用押ボタン箱を設置している。表示板には「盲人用押ボタン箱」「視覚障害者用押ボタン箱」などと記載されている。大阪府では現在でも視覚障害者用押ボタン箱の設置・更新を行なっている。また、視覚障害者用押ボタン箱と音響装置用のスピーカーが一体化した[[音響ポール]]が多く設置されている。 | |||
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2025年4月2日 (水) 23:00時点における最新版
視覚障害者用押ボタン箱(しかくしょうがいしゃようおしぼたんばこ)・盲人用押ボタン箱(もうじんようおしぼたんばこ)とは、横断に音響信号が必要な視覚障害者等がボタンを押下することで音響を鳴動させることができる押ボタンを含む筐体である。音響用押ボタン箱ともいう。
概要[編集 | ソースを編集]
音響式視覚障害者用交通信号付加装置による音声(いわゆる音響信号)は、視覚障害者の安全な横断に極めて重要なものであり、24時間目移動することが望ましい。しかし、実際には近隣住民による苦情等もあり24時間の鳴動が行われているところはごく僅かである。このような一部または全部の時間音響信号が鳴動していない交差点で、視覚障害者がボタンを押下することで次回青信号時に音響信号が鳴動する。
一部、青延長機能を兼用するものもある。
警交仕規[編集 | ソースを編集]
警交仕規は制定されておらず、一部の都道府県警察が独自の仕様で設置している。
構造[編集 | ソースを編集]
視覚障害者用押ボタン箱には以下の設備が備わっている。
押ボタン[編集 | ソースを編集]
筐体中央部に位置する。押下することで横断要求を行うことができる。以下の種類のボタンがある。
- 押ボタン
古くから用いられている方法である。一般に赤色のボタンを押下することで横断要求を送信する。ボタンにはオムロン製のZAP型押ボタンスイッチが用いられる場合が多い。また、地域によってはゴムキャップ等を被せてボタンの保護等を行っている。
- タッチセンサー
近年はユニバーサルデザインで更に交通弱者等に配慮した歩行者用タッチ式スイッチを採用している都道府県が多い。
ブザー[編集 | ソースを編集]
視覚障害者等に押ボタン箱の位置を伝えるため、常時ブザー音が鳴動しているもの。また、ボタン押下時は別のブザー音が鳴動する。
設置方法[編集 | ソースを編集]
側柱式[編集 | ソースを編集]
信号柱等に自在バンド等を用いて固定する。最も一般的な設置方法である。
押ボタン箱用のベースを備えた鋼管柱ではベースに固定することでケーブルの露出をなくすことができる。
アーム式[編集 | ソースを編集]
信号柱等からアームを伸ばし、先端に固定する。設置位置等の関係で、信号柱から離れた箇所に押ボタン箱を設置したい場合に用いる。
自立式[編集 | ソースを編集]
自立歩灯と同様、地面から細い鋼管柱で直接支持する。
設置位置[編集 | ソースを編集]
各都道府県警察によって異なるが岐阜県警察の場合、地面から900mm以上の高さに設置する。
各都道府県の特徴[編集 | ソースを編集]
福島県[編集 | ソースを編集]
白色の筐体の視覚障害者用押ボタン箱を設置していた。表示窓には「盲人用」などと記載されている。
東京都[編集 | ソースを編集]
白色の筐体の視覚障害者用押ボタン箱を設置していた。表示窓には「盲人用」「音響用」などと記載されている。現在は歩行者用タッチ式スイッチへの更新が進められている。
大阪府[編集 | ソースを編集]
黄色の筐体の視覚障害者用押ボタン箱を設置している。表示板には「盲人用押ボタン箱」「視覚障害者用押ボタン箱」などと記載されている。大阪府では現在でも視覚障害者用押ボタン箱の設置・更新を行なっている。また、視覚障害者用押ボタン箱と音響装置用のスピーカーが一体化した音響ポールが多く設置されている。