コンテンツにスキップ

電池式信号機電源付加装置

提供:信号機Wiki

電池式信号機電源付加装置(でんちしきしんごうきでんげんふかそうち)とは、リチウムイオン電池を内蔵し停電時に自動的に信号機に電源供給を行う装置である。交通信号用無停電電源装置、リチウムイオン電池式電源付加装置、UPSなどともいう。

概要

信号機は商用電源で稼働しているため、災害発生等に伴う停電が発生すると滅灯する。近年は発電機等の接続が可能な電源箱等を設置した交差点が増えているが、これは警察官等が手動で電源に接続する必要がある。

電池式信号機電源付加装置は停電時に自動的に電源供給を行う装置である。制御機付近に側柱式などで設置し、停電すると瞬時に内蔵バッテリーからの給電に切り替え信号機を稼働させる。また、警管仕などではこの機能を内蔵した交通信号制御機が設置されている。

警交仕規

本装置は警交仕規で制定されていないが、各都道府県警察が独自で制定している場合がある。

  • 大警交仕規第267号 リチウムイオン電池式電源付加装置

仕様

エンジンの類を内蔵しないため、筐体は交通信号制御機と概ね同等である。

停電発生から給電されるまでの時間は10ms以内[1]であり、一切滅灯せず自動的にバッテリーからの給電に切り替えることができる。

エンジンを使用しないため、排気ガスを一切発生しない。

稼働時間はLED車灯8灯+LED歩灯8灯+制御機(計250W)の条件下において、6時間程度である[1]

単価は約130万円であり、自動起動式発動発電機より安価である[2]

更新基準はバッテリーを内蔵するため8年とされている。

参考文献

  1. 1.0 1.1 コイト電工株式会社,交通システム機器,電源装置 https://www.koito-ind.co.jp/product/traffic/power.html 2025-02-28参照
  2. 警察庁交通局交通規制課,災害に備えた道路交通環境の整備,平成27年6月15日,https://www.npa.go.jp/yosan/kaikei/yosankanshi_kourituka/27review/pdf/27-41sannkousiryo.pdf ,2025-02-28参照