統合(とうごう)とは、信号交差点における廃止の中の1つである。

概要 編集

隣接する信号交差点において(立体交差のペアやすぐ近くの押ボタン式横断路など)、サイクルが共通であるなどの理由から制御機が統合されている状態の交差点は多数存在するが、これらが別々の管理番号で管理されていることが多い。これを1つにまとめることを統合という。

厳密には、統合される側が廃止となるのみの処分となるため、廃止の一環として考えられる。制御機等に管理番号を印字・表示しない都道府県の場合は統合なのか廃止なのかの区別がつかないことがある。

なお、逆にもともと1つの交差点だったものが何らかの形で2つ以上の交差点に分かれることを分離独立という。東京都などで顕著にみられる。

制御機が設置されている交差点を親交差点、設置されていない交差点を子交差点という。

単純な定周期制御であれば、親交差点の出力を並列に接続するだけで統合できる。一方で子交差点で異なる現示を行う、押ボタン制御を行う場合等では、多くの出力に対応した制御機を用意する必要がある。

メリット・デメリット 編集

メリット 編集

・コスト削減 編集

制御機は高価な機械であることから、統合によって設置コスト・維持コストの削減が可能である。また、制御機を統合すると必然的に連動制御となるため、系統・集中制御で必要となる通信設備等も不要となる。

デメリット 編集

・ケーブルの敷設が必要 編集

親交差点-子交差点間に、必要な出力数のケーブルを新規敷設する必要がある。

・制御機の故障時等に、複数の交差点が滅灯する 編集

信号工事中や制御機が故障した場合、統合された全ての交差点に影響が現れる。そのため、手信号等による臨時の交通規制を行わなければならない交差点が増える。

・手動操作が難しい 編集

警察官等による臨時の手動操作を行うとき、制御機本体の手動操作部を使用するため、子交差点の様子を確認することができない。なお、この欠点を解決するため、一部の地域では子交差点に操作部のみを別途設置する場合がある。