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端子箱

提供:信号機Wiki

端子箱とは、信号線の接続点の格納に用いる箱である。接続箱・JB(Joint Box)ともいう。

愛知県などではB箱(音響用は盲箱)とも呼ばれる。

概要

信号線の接続を行う際、堅牢かつ防水性に優れた箱に格納しなければならない。その目的で使用する箱を端子箱という。ほとんどの場合柱上部に設置される。端子数によって筐体が変化する。

灯器用、音響用、感知器用など目的別に複数個設置する場合もある。

端子箱の代替として端子台を内蔵した鋼管柱も存在する。

灯器数の少ない信号柱等で、端子箱を用いず直接架空線を灯器に接続する方法をストレートという。

接続方法

ケーブル同士の接続方法に以下の方式が存在する。各都道府県警察の仕様やメーカーによって異なる。

丸端子式

ボルトが複数本設置された端子台を備えたもの。接続ケーブル全てに丸端子(R端子)を取付け、ナットを用いて端子台に接続する。堅牢な結線方法だが、全てのケーブルに丸端子を圧着する必要があり作業性が悪い。

差込式(WAGO端子式)

被覆を剥いたケーブルを差し込むだけで結線できる端子台を備えたもの。圧着が不要であるため作業性に優れている。ドイツ・WAGO社製の端子台が使用される場合が多い。信号電材が初めて採用した。

ツイストコネクタ式

端子台を備えないもの。ツイストコネクタを用い、被覆を剥いたケーブル同士を捻じって接続する。端子台を使用しないため安価かつ接続穴数の不足が起こらないが、ケーブルの整理がしづらい。

ツイストコネクタ式では端子台が存在しないため、端子箱とは呼称せず接続箱などと呼ぶ場合が多い。


丸端子式・差込式では接続穴数が不足すると、汎用差込型コネクタで増設する場合がある。

設置位置

多くの交差点が架空線式の信号線を用いているため、一般にはそれに近い上部で接続される場合が多い。よって普通手の届かない位置であるため、錠前は設置されない場合が多い。

主な製造メーカー

アサヒ機工

アルミ製プレス筐体のものが製造されている。

足立電材

鉄筐体に溶融亜鉛メッキを施したものか、アルミダイキャスト製のものが製造されている。

信号電材

アルミダイキャスト製のものが製造されている。

寿命

交通信号制御機等と異なり、明確な寿命は設定されていない。しかしながら、接触不良や筐体・蝶番等の破損による漏電等を防止するため灯器や信号柱、架空線等の更新時に同時に更新される場合が多い。

参考文献