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偏光灯器

提供:信号機Wiki
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偏光灯器(へんこうとうき)とは、昭和44年にアメリカで開発され、昭和62年に滋賀県で初設置が行われたアメリカ製の視覚制限機能を持つ信号灯器のことである。

偏光灯器
製造期間 昭和44年~平成??年(不明。日本では平成20年頃まで採用されていたと思われる。)
採用地域 滋賀県、石川県、千葉県など
残存数 石川県、千葉県に一基ずつ(石川県のものは既に余命宣告)
メーカー 3M、(小糸工業)
レンズ 3Mフレネルレンズ
アーム ブリッジ式アーム、吊り下げアーム、通常アーム、一本アームなど
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概要

正式名称はM-131型灯器(英 : M-131 Programmable Visibility Traffic Signal)。使用電球もエジソンベース式ではなく、特殊なハロゲンランプとなっている。このハロゲンランプが突如として製造が中止となったため、かつては多く設置されていた滋賀県からは既に絶滅してしまった(大半のものが誤認防止フードを搭載した灯器に更新)。なお、偏光灯器は縦型を基本として設計されており、縦型として使用した場合にはロゴが正しい向きになるが、横型として使用するとロゴが横向きになる。

仕組み

アルミテープを貼られた偏光灯器のレンズ。茶色い液体は錆び水。

裏蓋を開けたところにあるレンズ内側にアルミテープを張ることにより、灯火の見える範囲を調節する。こうすることで特定の方向のみから視認できるように制限できるようになる。ただし、夜間は光が漏れてしまい、あまり効果がない。