一部歩車分離式
概要 編集
通常、歩車分離式では歩行者専用現示方式かスクランブル式をとることが多く、そのサイクルは「歩灯が一斉に青になる」ものである。一部歩車分離式においてもこのフェーズが存在するが、その後どちらかの道の歩灯が先に赤になり、通常サイクルに戻ることが多い。このように、「歩行者専用現示のフェーズはあるが、その後通常フェーズが発生する」状態のサイクルにおいて、この名称で呼ばれる。
全国的に採用されているが、厳密には歩車分離式ではないために標示板を設けていないケースが多く、現状標示板の設置が確認できているのは東京都のみとなっている。(その東京都も標示板の設置を始めたのは2019年頃となっている)
歩行者の横断が車両より多いが、歩車分離にすると混雑を招くような箇所や、右左折車両があまり発生しない中規模な交差点で採用されることが多い。
メリット・デメリット 編集
通常の歩車分離式と比較したメリット・デメリットを記す。
メリット 編集
- より横断者が多い主道側に対して長めに歩灯の青時間を確保することができるため、円滑な横断が可能となる。
- 一斉に青になるフェーズもあるため、歩行者と車両の分離はしっかりできる。
デメリット 編集
- 完全な歩車分離ではないため、主道(長くとられる方)に関しては通常サイクル同様に巻き込まれ事故が発生する可能性が残っている。
- サイクルが特殊なため、見切り発車などにより信号無視となってしまう可能性がある。