矢印組み込み灯器
矢印組み込み灯器(やじるしくみこみとうき)とは青の代わりに矢印が組み込まれた信号機のことである。配列は「AYR」。
| 矢印組み込み灯器 | |
|---|---|
| 製造期間 | 昭和中期〜2020年 |
| 採用地域 | 神奈川県、静岡県、山口県など |
| 残存数 | 山口県に少数 |
| メーカー | 小糸工業、日本信号、京三製作所、信号電材など |
概要
青を使用せず、矢印制御をする信号交差点で、山口県や静岡県、神奈川県等の一部の県で採用されていた。 例えば、左折矢印のみを使用して交通制御をする場合、通常配列の場合、3位灯と矢印灯で灯器が2台必要になるが、矢印組み込み灯器の場合、使用しない青の代わりに左折矢印を組み込むことで、灯器の台数を1台に抑えることができる。 近年は、信号灯器の低コスト化や視認性の観点などにより通常配列と矢印灯器の組み合わせに更新され、矢印組み込み灯器の数は大きく減少している。
現状
かなり残存数は少なく2026年時点で山口県に少数しか残存していない。
山口県に残存している矢印組み込み灯器
錦見3丁目(山口県岩国市)
京三VAT灯器の矢印組み込み灯器が1基設置されている。配列は左折矢印・黄・赤となっている。矢印点灯時に赤が点灯しないのが特徴。
沖高井(山口県防府市)
直進矢印を組み込んでいる灯器が4基、右折矢印を組み込んでいる灯器が1基設置されている。いずれも小糸工業製の薄型LED灯器。しかし、直進矢印を組み込んだ4基は2019年に専用の直進矢印灯器が増設され、該当の矢印が点灯しなくなったため、実質的に右折矢印を組み込んでいる灯器1基のみが残存している形となっている。
宇部新川駅前(山口県宇部市)
かつては鉄板灯器の左折矢印を組み込んでいる灯器が2基設置されていた。矢印点灯時に赤は点灯しないタイプ。 2020~2021年に低コスト灯器に更新されたが、驚くべきことに更新後も矢印組み込みを継承している。低コスト灯器に更新されたあとは、矢印点灯時に赤が点灯するようになった。