「岐阜設置」の版間の差分

岐阜設置のメリット
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  Far sideの中央分離帯柱とNear sideの左側に片面設置される。
  Far sideの中央分離帯柱とNear sideの左側に片面設置される。
* 特殊な設置環境の場合
* 特殊な設置環境の場合
  交差点形状・信号柱の削減等に伴い部分的に岐阜設置が行われる場合がある(後述)。
  交差点形状・信号柱の削減等に伴い部分的に岐阜設置が行われる場合がある。このとき左側からロングアームを用いて岐阜設置を行う場合がある。ここではこれも岐阜設置の亜種として扱う。


== 岐阜設置の歴史 ==
== 岐阜設置の歴史 ==
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岐阜設置に関する公的資料が存在していない為岐阜設置に拘る明確な理由は判明していないが、ここでは一般的に考えられるメリットを述べる。
岐阜設置に関する公的資料が存在していない為岐阜設置に拘る明確な理由は判明していないが、ここでは一般的に考えられるメリットを述べる。


* 右ハンドル車からの視認性
* 右ハンドル車・歩行者からの視認性が良い


  日本ではほとんどの自動車が右ハンドル車であり、運転席からの視認性は思いの外良い。
  日本ではほとんどの自動車が右ハンドル車であり、運転席からの視認性は思いの外良い。また、歩灯がない場合は歩行者も車灯に従う必要があるが、岐阜設置は右側通行の歩行者からの視認性も良い(中央分離帯設置を除く)。


* 右折レーンからの視認性
* 右折レーンからの視認性が良い


  一般に右折を行う場合、対向車線から接近する自動車と信号の灯火を同時に視認する必要がある。岐阜設置では対向車線側に灯器が設置されているため視認しやすい。この場合兵庫設置や右折車専用灯器の設置が理想的ではあるが、コスト面では岐阜設置に軍配が上がる。
  一般に右折を行う場合、対向車線から接近する自動車と信号の灯火を同時に視認する必要がある。岐阜設置では対向車線側に灯器が設置されているため視認しやすい。この場合兵庫設置や右折車専用灯器の設置が理想的ではあるが、コスト面では岐阜設置に軍配が上がる。
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  通常設置と岐阜設置を組み合わせることにより、信号柱の削減が可能である。特に電力会社柱・NTT柱を借用設置する場合、設置方法に柔軟性を持たせることができる為減柱効果が大きい。
  通常設置と岐阜設置を組み合わせることにより、信号柱の削減が可能である。特に電力会社柱・NTT柱を借用設置する場合、設置方法に柔軟性を持たせることができる為減柱効果が大きい。
== 岐阜設置のでメリット ==
* (一部の交通からの)視認性が悪い
  右ハンドル車からの視認性は良好であるが、左ハンドル車や車道左側を走行するバイク・原付・自転車等からは灯器が遠く視認性が悪い。
* 混乱を招きやすい
  前述の通り大部分の都道府県では右側設置を積極的に行なっていない為、他県ドライバーは混乱しやすい。信号機ファン以外の方も違和感を感じるケースがみられる。
* 街路樹等で赤灯火が隠れる恐れがある
  車灯は最も重要な赤灯火が街路樹等で隠れないよう右に赤灯火を設けている。ただしこれは通常設置が前提の工夫であり、岐阜設置の場合逆効果となる。ただし、アーム長が十分にある場合、街路樹がない場合等では問題にならない。