「歩行者用押ボタン箱」の版間の差分
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2025年3月16日 (日) 23:48時点における版
歩行者用押ボタン箱(ほこうしゃようおしぼたんばこ)とは、歩行者・軽車両等の横断要求の情報を送信するための押ボタンを含む筐体または装置である。便宜上「歩行者用」とするが、自転車・二輪車等にも使用される。
概要
押ボタン制御・感応式制御等において、横断歩行者・自転車や二輪車の二段階右折時にリコールするために設置する。ボタンを押下することで制御機に情報を送信し、制御を切り替えることができる。
警交仕規
- 警交仕規第39号 「 」形歩行者用押ボタン箱
- 警交仕規第302号 「 」形歩行者用押ボタン箱
- 警交仕規第1016号 歩行者用押ボタン箱
構造
ほとんどの歩行者用押ボタン箱は以下の設備が備わっている。
押ボタン
筐体中央部に位置する。押下することで横断要求を行うことができる。後述するが押ボタンのほかタッチ式のものもある。
表示部
筐体上部に位置する。ボタンを押下すると「おまちください」等のランプが点灯する。
取扱表示板
筐体下部に位置する。「横断歩行者はボタンをおしてください」等の文言が記載されたプレートである。これを用いずに取扱表示も点灯するタイプもあり、「おしてください」又は「ボタンをおしてください」のランプが点灯する。
種類
筐体
- 厚箱
筐体が分厚いもの。基本的に警交仕規第39号のものであるが、以降も設置金具の都合等で設置される場合がある。
- 薄箱
筐体が薄いもの。警交仕規第302号以降は、基本的にこれが使用される。
- その他
歩行者用タッチ式スイッチは従来の押ボタン箱と大きく異なる筐体形状であり、ユニバーサルデザインとなっている。
ボタン
- 押ボタン
古くから用いられている方法である。一般に赤色のボタンを押下することで横断要求を送信する。ボタンにはオムロン製のZAP押ボタンスイッチが用いられる場合が多い。また、地域によってはゴムキャップ等を被せてボタンの保護等を行っている。
- タッチセンサー
一部の地域に設置された変則的な個体を除き、警交仕規第1016号から用いられている方法である。タッチセンサーを触れて横断要求を送信する。ボタンの押下が不要であるため、交通弱者等に配慮したボタンとなっている。また、この場合は取扱表示板は「横断歩行者はボタンをふれてください」、表示灯では「ふれてください」の表示がされる。高価であり耐久性も押ボタンに劣ることから採用していない地域も多い。
また、一部地域ではユニバーサルデザインで更に交通弱者等に配慮した歩行者用タッチ式スイッチを採用している。
表示数
- 「I」形
表示部のみ点灯し、取扱表示版を備えるもの。すなわち点灯箇所が1個であるもの。
- 「Ⅱ」形
表示部のほか、取扱表示も点灯するもの。すなわち点灯箇所が2個であるもの。ボタン非押下時は「おしてください」、押下後は「おまちください」が点灯する。
表示方式
- 電球式(内照式)
AC110V 10Wの白熱電球を表示部に用いたもの。「しばらくおまちください」等と記載された表示窓を内照する方式である。警交仕規は付与されず、古い世代のものが多い上、一般的な押ボタン箱と異なり制御機にAC100Vの表示部出力が必要であるため、残存数は極めて少ない。
- LED式(赤色発光旧フォント)
DC12Vの赤色LEDを表示部に用いたもの。警交仕規第39号で使用された。現行品と同様白抜きの黒い板の裏から複数のLEDを用いて表示させる方式である。フォントが細く現行品より視認性が悪い。また、経年劣化により現在はほぼ見えないものも多い。
- LED式(赤色発光新フォント)
DC12Vの赤色LEDを表示部に用いたもの。警交仕規第302号で使用された。フォントが読みやすく改良された。
- LED式(白色発光)
DC12Vの白色LEDを表示部に用いたもの。警交仕規第1016号で使用されている。赤色より視認性に優れた白色LEDの使用が可能になったことから、現在はこれが設置される場合が多い。
付加機能
- 歩行者感応機能
歩行者感知器の機能が内蔵されており、ボタンを押下しなくても横断歩行者等を検知して横断要求を送信することができる。
- アナウンス機能
押ボタン箱の存在・位置を知らせたり、信号を無視しようとする横断歩行者等に警告メッセージを鳴らすことができる。
- 高齢者等用一体型
高齢者用押ボタン箱と一体になったもの。
使用目的
設置方法
設置位置
製造メーカー
- コイト電工
- 信号電材
- 日本信号
- 京三製作所
- 三交社
- 松下通信工業