「神奈川県の信号機」の版間の差分

追記(まだ途中)
標示板と音響装置の部分を加筆し、一部信号灯器の記載を追記・修正
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詳細は各[[信号機メーカー|メーカー]]の項目に記すが、電球式の製造が盛んだったころは事実上[[コイト電工|小糸工業]]と[[京三製作所]]の2強であり、時折[[樹脂丸型灯器|樹脂灯器]]として[[パナソニック|松下通信工業]]のものが採用される程度だった。また、地域によって取引先となるメーカーに偏りがあり、地域ごとにメーカーの偏りがやや見られる(LED以降もそれなりにある)。2026年現在でも[[網目レンズ]]世代の[[鉄板灯器]]が残っていたりと、電球式の更新は比較的最近まで緩やかなペースであった。
詳細は各[[信号機メーカー|メーカー]]の項目に記すが、電球式の製造が盛んだったころは事実上[[コイト電工|小糸工業]]と[[京三製作所]]の2強であり、時折[[樹脂丸型灯器|樹脂灯器]]として[[パナソニック|松下通信工業]]のものが採用される程度だった。また、地域によって取引先となるメーカーに偏りがあり、地域ごとにメーカーの偏りがやや見られる(LED以降もそれなりにある)。2026年現在でも[[網目レンズ]]世代の[[鉄板灯器]]が残っていたりと、電球式の更新は比較的最近まで緩やかなペースであった。


少なくとも昭和48(1973)年以降、ごくわずかな例外を除いて300mmのレンズ径のみが設置され、250mmのものは設置されていなかった。県内で最後に設置されたと思われる電球式灯器は、横浜市戸塚区「戸塚町」交差点の2010年製のものとされており(更新済み)、[[警交仕規第1014号]]に準拠した電球式灯器の設置は見られない。
少なくとも昭和48(1973)年以降、ごくわずかな例外<ref group="注釈">比較的最近まで残っていた250mmは、山北町・横須賀市・三浦市等である。後述されるが、公安委員会管轄ではないものの稼働停止済みの250mmが海老名市に残存する。</ref>を除いて300mmのレンズ径のみが設置され、250mmのものは設置されていなかった。県内で最後に設置されたと思われる電球式灯器は、横浜市戸塚区「戸塚町」交差点の2010年製のものとされており(更新済み)、[[警交仕規第1014号]]に準拠した電球式灯器の設置は見られない。


西日対策には消極的であり、西日対策レンズを搭載した信号灯器は2か所、すべて歩灯である(現在1か所は撤去済み)<ref group="注釈">相模原市にS庇の西日レンズおにぎり歩灯が存在したが更新済み。他に横浜市金沢区にPACの西日レンズ搭載歩灯が存在する。信号電材は多眼レンズの歩灯を設置していたが、これは信号電材の歩灯にそれ以外のオプションが存在しなかったからである。</ref>。
西日対策には消極的であり、西日対策レンズを搭載した信号灯器は2か所、すべて歩灯である(現在1か所は撤去済み)<ref group="注釈">相模原市にS庇の西日レンズおにぎり歩灯が存在したが更新済み。他に横浜市金沢区にPACの西日レンズ搭載歩灯が存在する。信号電材は多眼レンズの歩灯を設置していたが、これは信号電材の歩灯にそれ以外のオプションが存在しなかったからである。</ref>。
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=== [[変則配列]] ===
=== [[変則配列]] ===
三位灯における変則配列の採用数は非常に少なく、直近まででは横浜市戸塚区にRYRの設置を確認している(更新済み)。一方で二位の変則配列は非常に多く、予告灯や踏切信号でYYやRRの設置が非常に多くみられる。特にYYに関しては一部の信号機ファンからは「神奈川方式<ref group="注釈">本信号が青の場合交互点滅、それ以外の場合同時点滅する方式</ref>」とも呼ばれる独特な現示をする。更新時にこれらの信号灯器は通常の配列に戻される傾向にあるためその数は減少傾向にある。
三位灯における変則配列の採用数は非常に少なく、直近まででは横浜市戸塚区にRYRの設置を確認している(更新済み)。一方で二位の変則配列は非常に多く、予告灯や踏切信号でYYやRRの設置が非常に多くみられる。特にYYに関しては一部の信号機ファンからは「神奈川方式<ref group="注釈">本信号が青の場合交互点滅、それ以外の場合同時点滅する方式</ref>」とも呼ばれる独特な現示をする。更新時にこれらの信号灯器は通常の配列に戻される傾向にあるためその数は減少傾向にある。
神奈川県特有の設置方法として[[おまけ]]の赤一灯・黄一灯がある。詳細はリンク先に譲る。


=== [[一灯点滅]] ===
=== [[一灯点滅]] ===
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=== 黄色時間 ===
=== 黄色時間 ===
現行の基準では3秒となる。連続交差点や道幅の広い交差点などでは4秒を取ることもある。また、古い矢印制御を行っている場合、矢印点灯後の黄色時間が2秒となるケースが存在する。これは制御機の更新によってみられなくなりつつある。
現行の基準では3秒となる。連続交差点や道幅の広い交差点などでは4秒を取ることもある。また、古い矢印制御を行っている場合、矢印点灯後の黄色時間が2秒となるケースが存在する。これは制御機の更新によってみられなくなりつつある。
=== [[右折車両分離方式|右折分離式]] ===
平成10(1998)年頃までは右折矢印のみを用いた右折分離式を用いていたため、これ以前の世代に親子灯器があまり見られない。逆に、この時期を境に概ね多車線道路の右折分離式は親子灯器を用いたもので実施することが多くなり、従来右折矢印のみだった個所も親子灯器を用いたものに変更されるケースが相次いでいる。
=== [[全方向矢印時差]] ===
神奈川県内では昔から時々採用されていたが、平成14(2002)年頃までに数十か所の交差点でこの時差式制御が導入されたとみられている。ただし警察庁の通達に従い大多数が撤去されている。現在、横浜市鶴見区・相模原市中央区・緑区・秦野市などに残存している。低コスト灯器に更新されても継続したケースもあることから完全に廃止するものではなさそうだが、詳細は不明。


== 標示板 ==
== 標示板 ==
2026年6月11日現在、神奈川県では以下の標示板が設置されている。特筆のない限り、標示板に記載されている文字列を原文ママで表記している。
=== [[信号制御#時差式|時差式信号機]] ===
車灯に設置される。警察庁の指針に忠実に従った寸法・表記で設置されている。設置個所はアームが多く、次いで灯器の上、灯器の下に設置されることが多い。明らかに時差式の制御を行っている交差点にもかかわらず、この標示板がついていない個所も存在する(が、直近の工事で増設傾向にある)。
フォントは主に3Mの書体(ナールに限りなく近い丸ゴシック体)が使用され、白地に青字で記載される。青い外枠もある。一方で、一部の県外から参入しているメーカー・及び県外の仕入れ先と取引している業者によっては、ウェイトが太くやや字体が長体となった、京都府でよく採用されているタイプの標示板として設置されることがある。この標示板は経年劣化によりさびやすい特徴がある。
大岡山駅付近に、歩灯に「時差式信号」と記された標示板が設置されているが、ここ以外での確認はされておらず、かつこの歩灯ならびにこの歩灯が向いている方向には時差式制御がない(横断方向にはある)ため、何を以ってこの標示板を設置しているのかは不明である。
平成10(1998)年までは標示板そのものの設置がなく、時差式制御を行っておきながらそれを示すものは一切ない状態であった(ただし昭和50年頃の横浜市の写真には、「時差式信号」と書かれたゼブラがある)。その結果重大な交通事故が起き問題となったため、同年に一斉に設置された経緯がある<ref>{{出典|author=柳原三佳|title=「時差式信号」が事故を生む|subtitle=告発ルポ|date=1998/10/09|link=https://www.mika-y.com/upload/images/20160530055329.pdf}}</ref>。
=== [[押ボタン式]] ===
歩灯にのみ設置される。自転車歩行者専用表示板とともに、神奈川県内はもっとも古くから設置され続けている標示板の一つ。時差式信号機と同様に、青い外枠+青字の3M丸ゴシック体が基準であり、縦書きで「押ボタン式」と記載される。ただし、平成初期までは石井丸ゴシック体と思われる書体が使われている。また、こちらも県外のメーカー(おもに日本信号)や業者が設置する際に、幅広の標示板が設置されることがある。こちらもおそらく上記時差式標示板と同じ仕様・材質を使っているようで、さびやすい特徴がある(通常の標示板は青字部分が剥げていく)。
感応式の交差点において歩行者が押ボタンを押すことで感知したものとみなす方式の場所や、歩車分離式で押ボタンを押さないと歩灯の現示がスキップされるようなところでも押ボタン式の標示板が設置される傾向にある。昭和40年代には車灯への押ボタン式標示板の設置も見られた。
夜間のみ押ボタン式となる箇所でも「押ボタン式」として案内される。
=== 歩車分離式 ===
いつ頃から設置されたのかは定かではないが、時差式信号機と同様のフォーマットで記載されており、古いフォーマットのものは確認できないためおそらく時差式信号機と同時期の設置とみられている。(それ以前から歩車分離式の制御はあったと思われる)
原則として信号柱・電柱に設置されるが、スペースがない場合などに車灯の上部あるいは下部、アームなどにも設置される。歩灯には設置されない。柱に設置する場合は縦書きで記載され、車灯やアームに設置する場合は横書きで記載されることが多い。この標示板は時差式信号機や押ボタン式とは異なり、亜種のフォーマットは特に見かけない。
一部歩車分離式など、通常の歩車分離式でない場合は特に標示板はつかない。
=== スクランブル式 / 斜め横断専用 ===
歩車分離式同様古いフォーマットが見当たらないことから時差式信号機と同時期の設置とみられている。ただしスクランブル制御を行っている交差点でも設置されていない場合がある。何を基準としてつけているのかは不明で、取り外された事例もある。こちらも亜種は確認できていない。
歩灯においてはスクランブル制御で斜め横断用に設置されたものに関して「斜め横断専用」の標示板が設置されることがあるが、設置されない場合もある。
=== [[予告信号|予告信号灯]](予告灯) ===
平成22(2010)年頃より標示板の設置が開始された。それまでは三位灯であろうと二位以下であろうと基本的に設置されることはなかった。原則としては「予告信号灯」表記として、時差式信号機と同等のフォーマットで設置される傾向にある。平成29(2017)年以降は更新時に順次設置する方針にあるようなので、予告灯と判断されたものに関しては原則設置するものと思われる。一部の地域・時期においては「予告灯」の標示板も設置されていた(フォーマットやフォントがやや異なるものも存在するので、県外のメーカー・業者のものと思われる)。
=== 自転車専用 ===
神奈川県ではT字路などで自転車専用の信号灯器を用意することが原則としてなく、代わりに同方向の歩灯に自転車歩行者専用の標示板をつけたうえでそちらに従うように指定された交差点が多いため、この標示板は特殊なケース<ref group="注釈">自転車専用横断歩道においても特に自歩灯の設置は存在しなかったので、過去に設置されていた特殊なケースとしては戸塚大踏切の跡地にできた交差点と川崎駅付近にあったもののみとなっていた。</ref>を除き設置されていなかった。令和4(2022)年頃を皮切りに、川崎市内などで試験設置もかねてか自転車専用の車灯が増設されるケースがあり、その車灯の上部に「自転車専用」と記載された標示板が設置された。ただしこの標示板は従来の時差式信号機などにおけるフォーマットとは完全に異なり、外枠がなく文字が大きめに表示されウェイトがやや太い、大阪府の「時差信号」等に用いられるタイプのものとなっている。
なお、上述の理由により原則として軽車両用の表示はない。
=== 歩行者支援信号 ===
一部の交差点に設置されている。歩灯において押ボタン式と同様(ただしフォントはやや小さめ)のフォーマットで設置されている。県内においては「信号が青になりました」等の切り替わりの際の誘導音を内蔵したものに設置されている傾向にあるが、そもそも設置個所が非常に限られているほか(横浜市、横須賀市などで少数みられるのみ)、同じく誘導音がついているのに設置されていないケースもあるので詳細は不明。青延長可能なものの説もある。なお、BLEを用いた高度化PICSに対応したものに関しては特に標示板の設置は見られない。
=== その他 ===
「右折車専用」「左折車専用」などがごくまれに設置されているが、標準の標示板ではないためフォーマットがまちまちである。横浜市には英語で書かれた標示板も存在する。
=== 一般的に設置されていながら県内に設置が見られないもの ===
* 感応式
* 対向車分離式
* 夜間~
== [[音響装置]] ==
神奈川県ではかつて、メロディー式の音響装置が非常に多く設置されていた。主道が故郷の空、従道が通りゃんせとなるケースが原則としていた。平成28(2016)年までに公道上にあるすべての音響装置は擬音式に交換されたため、現在県内では私有地であるパシフィコ横浜の横断路でのみ聴くことができる。
点滅音がデフォルトで鳴動することが特徴である。


== 注釈 ==
== 注釈 ==