コンテンツにスキップ

「小糸D型灯器」の版間の差分

提供:信号機Wiki
テンプレート加筆、本文中のOEMをODMに書き換え。
KONAN01 (トーク | 投稿記録)
リンク追加
 
6行目: 6行目:
前述の通り、デザインが似ているため、一灯式や二灯式はD型に移行せず、1997年以降もA型が製造された。
前述の通り、デザインが似ているため、一灯式や二灯式はD型に移行せず、1997年以降もA型が製造された。


形式の末尾にDが付いているのが特徴(例:「1H23D」「A3D」など)。
[[形式]]の末尾にDが付いているのが特徴(例:「1H23D」「A3D」など)。


他社の一体型よりも早く製造され、他社よりも遅くまで製造されたこと、[[京三製作所]]や[[日本信号]]が電球式末期に当灯器を[[ODM|ODM]]調達していたこともあり、アルミ一体型の中では他社に比べて数が多い。
他社の一体型よりも早く製造され、他社よりも遅くまで製造されたこと、[[京三製作所]]や[[日本信号]]が電球式末期に当灯器を[[ODM]]調達していたこともあり、アルミ一体型の中では他社に比べて数が多い。


== ODM灯器 ==
== ODM灯器 ==
小糸D型灯器は長い間製造されていたため、一部は京三製作所や日本信号の銘板のものも存在する。
小糸D型灯器は長い間製造されていたため、一部は京三製作所や日本信号の[[銘板]]のものも存在する。


=== 京三製作所 ===
=== 京三製作所 ===


==== 浅庇世代 ====
==== 浅庇世代 ====
ノーマルレンズのものが福岡県、西日対策レンズのものが東京都や広島県に設置されていた。形式も小糸工業のものと同じく、「1H33D<ref name=":0" group="注釈">西日対策レンズのものは末尾にNが付く</ref>」「1H23D<ref name=":0" group="注釈" />」となっている。
ノーマルレンズのものが福岡県、[[西日対策レンズ]]のものが東京都や広島県に設置されていた。形式も小糸工業のものと同じく、「1H33D<ref name=":0" group="注釈">西日対策レンズのものは末尾にNが付く</ref>」「1H23D<ref name=":0" group="注釈" />」となっている。


==== 深庇世代 ====
==== 深庇世代 ====
22行目: 22行目:


=== 日本信号 ===
=== 日本信号 ===
日本信号については、浅庇世代のものは確認されておらず、深庇世代のみ確認されている。自社製電球式灯器の製造終了後、一部地域で電球式のものが設置されていた。形式は、「ED1165A」となっている。
日本信号については、浅庇世代のものは確認されておらず、深庇世代のみ確認されている。自社製電球式灯器の製造終了後、一部地域で[[電球式]]のものが設置されていた。形式は、「ED1165A」となっている。


== 注釈 ==
== 注釈 ==

2025年10月16日 (木) 12:21時点における最新版

小糸D型灯器(こいとでぃーがたとうき)とは、1997年(平成9年)から小糸工業が製造を開始したアルミ一体型灯器である。

小糸D型灯器
神奈川県に設置されている小糸D型灯器。
製造期間 平成9年~平成22年
採用地域 ほぼ全国
残存数 全国に多数
メーカー 小糸工業
警交仕規 第23号第245号第1014号
レンズ 小糸ブツブツレンズ、小糸ブロンズレンズ、小糸スフェリカルレンズ
ユニット 小粒15周ユニット、小糸10周ユニット、小糸11周ユニット、小糸9周ユニット、小糸9周面拡散ユニット、プロジェクター
テンプレートを表示


概要[編集]

小糸工業が1997年より他社に先駆けて製造を始めたアルミ製の一体型灯器。 基本的なデザインは前モデルの小糸A型灯器と似ているが、灯器側面のねじ止めが無い、灯器背面や底面の切れ目がない、250φ灯器は内庇のみで外庇仕様は無いなどの違いがある。 前述の通り、デザインが似ているため、一灯式や二灯式はD型に移行せず、1997年以降もA型が製造された。

形式の末尾にDが付いているのが特徴(例:「1H23D」「A3D」など)。

他社の一体型よりも早く製造され、他社よりも遅くまで製造されたこと、京三製作所日本信号が電球式末期に当灯器をODM調達していたこともあり、アルミ一体型の中では他社に比べて数が多い。

ODM灯器[編集]

小糸D型灯器は長い間製造されていたため、一部は京三製作所や日本信号の銘板のものも存在する。

京三製作所[編集]

浅庇世代[編集]

ノーマルレンズのものが福岡県、西日対策レンズのものが東京都や広島県に設置されていた。形式も小糸工業のものと同じく、「1H33D[注釈 1]」「1H23D[注釈 1]」となっている。

深庇世代[編集]

京三の自社厚型筐体(京三オマル車灯)の製造終了に伴い、深庇世代のものが一部地域で設置されていた。形式は浅庇世代のものと異なり、京三独自の形式「VAC-1H33」となっている。

日本信号[編集]

日本信号については、浅庇世代のものは確認されておらず、深庇世代のみ確認されている。自社製電球式灯器の製造終了後、一部地域で電球式のものが設置されていた。形式は、「ED1165A」となっている。

注釈[編集]

  1. 1.0 1.1 西日対策レンズのものは末尾にNが付く