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「小糸D型灯器」の版間の差分

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'''小糸D型灯器'''(こいとでぃーがたとうき)とは、1997年(平成9年)から[[コイト電工|小糸工業]]が製造を開始したアルミ一体型灯器である。{{Infobox signal|灯器の名称=小糸D型灯器|画像=|画像の説明=|製造期間=平成9~22年|採用地域=ほぼ全国|残存数=全国に多数|メーカー=[[コイト電工|小糸工業]]|仕様書=警交仕規|仕様書番号=[[警交仕規第23号|第23号]]、[[警交仕規第245号|第245号]]、[[警交仕規第1014号|第1014号]]}}
'''小糸D型灯器'''(こいとでぃーがたとうき)とは、1997年(平成9年)から[[コイト電工|小糸工業]]が製造を開始したアルミ一体型灯器である。{{Infobox signal|灯器の名称=小糸D型灯器|画像=[[ファイル:小糸D型灯器.JPG|300px]]|画像の説明=神奈川県に設置されている小糸D型灯器。|製造期間=平成9年~平成22年|採用地域=ほぼ全国|残存数=全国に多数|メーカー=[[コイト電工|小糸工業]]|仕様書=警交仕規|仕様書番号=[[警交仕規第23号|第23号]]、[[警交仕規第245号|第245号]]、[[警交仕規第1014号|第1014号]]|レンズ=小糸ブツブツレンズ、小糸ブロンズレンズ、小糸スフェリカルレンズ|ユニット=小粒15周ユニット、小糸10周ユニット、小糸11周ユニット、小糸9周ユニット、小糸9周面拡散ユニット、プロジェクター}}


== 概要 ==
== 概要 ==
小糸工業が1997年より他社に先駆けて製造を始めたアルミ製一体型灯器。
小糸工業が1997年より他社に先駆けて製造を始めた[[アルミ灯器|アルミ製]]の一体型灯器。
基本的なデザインは前モデルの[[小糸A型灯器]]と似ているが、灯器側面のねじ止めが無い、灯器背面や底面の切れ目がない、250φ灯器は内庇のみで外庇仕様は無いなどの違いがある。
基本的なデザインは前モデルの[[小糸A型灯器]]と似ているが、灯器側面のねじ止めが無い、灯器背面や底面の切れ目がない、250φ灯器は内庇のみで外庇仕様は無いなどの違いがある。
前述の通りデザインが似ているため、一灯式や二灯式はD型に移行せず、1997年以降もA型が製造された。
前述の通り、デザインが似ているため、一灯式や二灯式はD型に移行せず、1997年以降もA型が製造された。


形式の末尾にDが付いているのが特徴(例:「1H23D」「A3D」など)。
形式の末尾にDが付いているのが特徴(例:「1H23D」「A3D」など)。


他社の一体型よりも早く製造され、他社よりも遅くまで製造されたこと、[[京三製作所]]や[[日本信号]]が電球式末期にこの灯器をOEM調達していたこともあり、アルミ一体型の中では一番数が多い。
他社の一体型よりも早く製造され、他社よりも遅くまで製造されたこと、[[京三製作所]]や[[日本信号]]が電球式末期に当灯器を[[ODM|ODM]]調達していたこともあり、アルミ一体型の中では他社に比べて数が多い。
 
== ODM灯器 ==
小糸D型灯器は長い間製造されていたため、一部は京三製作所や日本信号の銘板のものも存在する。
 
=== 京三製作所 ===
 
==== 浅庇世代 ====
ノーマルレンズのものが福岡県、西日対策レンズのものが東京都や広島県に設置されていた。形式も小糸工業のものと同じく、「1H33D<ref name=":0" group="注釈">西日対策レンズのものは末尾にNが付く</ref>」「1H23D<ref name=":0" group="注釈" />」となっている。
 
==== 深庇世代 ====
京三の自社厚型筐体([[京三オマル車灯]])の製造終了に伴い、深庇世代のものが一部地域で設置されていた。形式は浅庇世代のものと異なり、京三独自の形式「VAC-1H33」となっている。
 
=== 日本信号 ===
日本信号については、浅庇世代のものは確認されておらず、深庇世代のみ確認されている。自社製電球式灯器の製造終了後、一部地域で電球式のものが設置されていた。形式は、「ED1165A」となっている。
 
== 注釈 ==
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[[カテゴリ:灯器]]
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2025年10月12日 (日) 00:19時点における最新版

小糸D型灯器(こいとでぃーがたとうき)とは、1997年(平成9年)から小糸工業が製造を開始したアルミ一体型灯器である。

小糸D型灯器
神奈川県に設置されている小糸D型灯器。
製造期間 平成9年~平成22年
採用地域 ほぼ全国
残存数 全国に多数
メーカー 小糸工業
警交仕規 第23号第245号第1014号
レンズ 小糸ブツブツレンズ、小糸ブロンズレンズ、小糸スフェリカルレンズ
ユニット 小粒15周ユニット、小糸10周ユニット、小糸11周ユニット、小糸9周ユニット、小糸9周面拡散ユニット、プロジェクター
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概要[編集]

小糸工業が1997年より他社に先駆けて製造を始めたアルミ製の一体型灯器。 基本的なデザインは前モデルの小糸A型灯器と似ているが、灯器側面のねじ止めが無い、灯器背面や底面の切れ目がない、250φ灯器は内庇のみで外庇仕様は無いなどの違いがある。 前述の通り、デザインが似ているため、一灯式や二灯式はD型に移行せず、1997年以降もA型が製造された。

形式の末尾にDが付いているのが特徴(例:「1H23D」「A3D」など)。

他社の一体型よりも早く製造され、他社よりも遅くまで製造されたこと、京三製作所日本信号が電球式末期に当灯器をODM調達していたこともあり、アルミ一体型の中では他社に比べて数が多い。

ODM灯器[編集]

小糸D型灯器は長い間製造されていたため、一部は京三製作所や日本信号の銘板のものも存在する。

京三製作所[編集]

浅庇世代[編集]

ノーマルレンズのものが福岡県、西日対策レンズのものが東京都や広島県に設置されていた。形式も小糸工業のものと同じく、「1H33D[注釈 1]」「1H23D[注釈 1]」となっている。

深庇世代[編集]

京三の自社厚型筐体(京三オマル車灯)の製造終了に伴い、深庇世代のものが一部地域で設置されていた。形式は浅庇世代のものと異なり、京三独自の形式「VAC-1H33」となっている。

日本信号[編集]

日本信号については、浅庇世代のものは確認されておらず、深庇世代のみ確認されている。自社製電球式灯器の製造終了後、一部地域で電球式のものが設置されていた。形式は、「ED1165A」となっている。

注釈[編集]

  1. 1.0 1.1 西日対策レンズのものは末尾にNが付く