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「薄型LED車灯」の版間の差分

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平成16年(2004)年に愛知県の交差点で信号電材製の試作薄型LED車灯が設置された。その後、各地で量産型が設置されるようになった。
平成16年(2004)年に愛知県の交差点で信号電材製の試作薄型LED車灯が設置された。その後、各地で量産型が設置されるようになった。


平成29(2017)年より信号灯器の改版が行われ、東京都以外の道府県は[[低コスト灯器]]に移行したため、あまり設置されなくなった。しかし、大規模な交差点などでは引き続き薄型LED車灯が設置される場合もある。
平成29(2017)年より信号灯器の改版が行われ、東京都以外の道府県は[[低コスト灯器]]に移行したため、あまり設置されなくなった。しかし、大規模な交差点などでは引き続き薄型LED車灯が設置される場合がある。
 
== 各社の特徴 ==
 
=== コイト電工 ===
 
==== 第一世代 ====
コイト電工製の薄型LED車灯は、従来の灯器をそのまま薄くしたような見た目である。第一世代は、背面に模様があるのが特徴。
 
==== 第二世代 ====
2010年より製造された。第一世代と似ているが、背面の模様が無くなった。
 
==== 第三世代 ====
2012年より製造され、左右の耳が一体となった。そのため東京都では未採用。
 
=== 信号電材 ===
他社と違い、一体型で製造されている。ただし、灯器端の耳は分離されているため、警管仕にも対応している。
全世代で大まかなデザインが一貫している。
最初期のものは蓋が角ばっていたが、2005年頃のマイナーチェンジで蓋の端に丸みがついた。おそらく電球タイプ登場時にマイナーチェンジされたと思われる。
 
=== 日本信号 ===
 
==== 第一世代 ====
形式は、素子タイプは主にED1153A、面拡散タイプは主にED1170A。
三協を除く大手5社の中で唯一、薄耳の警交245号仕様が存在しない。
 
==== 第二世代 ====
形式は主にED1176A。LEDユニットは原則面拡散だが、徳島県には素子仕様のものも存在する。
 
==== 低コスト試作型 ====
形式はED1189A。2016年に埼玉県で数箇所設置された。
ユニットは意外にも素子タイプとなっている。
 
=== 京三製作所 ===
 
==== 第一世代(VAT型) ====
京三のアルミ製薄型灯器。多くの県では2010年頃までの設置だが、東京都では2015年頃まで設置された。
ユニットは素子タイプのものと面拡散タイプのものがあり、素子タイプは警交245号、面拡散タイプは警交1014号となっている。
 
==== 第二世代(VSP型) ====
2010年頃にアルミ製分割型灯器からステンレス製一体型灯器へ移行。一枚蓋となっている。完全に一体型のため、灯器幅を調整できず、東京都では未採用。
ユニットは基本面拡散だが、岡山県などでは素子タイプのものも設置されている。
 
==== 第三世代(VSS型) ====
2013年頃にステンレス製分割型灯器へ移行。警交仕規のものは左右にスペーサーが取り付けられている。東京都では2015年頃から設置され始めた。
ユニットはVSPと同じく、基本面拡散だが、岡山県などでは素子タイプのものも設置されている。
 
==== 第四世代(VSD型) ====
京三の2017年の自社筐体製造終了に伴い信号電材からODM供給される灯器である。VSDのSDは信号電材の略と思われる。
LEDユニットも電材のものとなっている。
 
=== 星和電機 ===
 
==== 自社筐体 ====
星和製の薄型LED車灯は、同社製厚形LED車灯を平たくしたような形状である。
ユニットは星和素子。
 
==== 電材筐体 ====
平成22(2010)年頃から、信号電材製の筐体に移行。当初は自社製のユニットを使用していたが、現在はユニットも電材製となり完全なODM灯器となった。
ユニットは星和素子や星和面拡散、電材製の素子や面拡散がある。
 
=== 三協高分子 ===
 
==== 分割型 ====
従来のアルミ製厚型灯器をそのまま薄くしたような見た目であり、正面からだと厚型か薄型か見分けるのは難しい。
ユニットは三協放射状素子ユニット。面拡散タイプはない。
 
==== 一体型 ====
平成27年(2015年)頃に一体型にモデルチェンジした。警管仕様のものは存在しない。
ユニットは相変わらず三協放射状素子ユニット。


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2025年9月24日 (水) 14:06時点における最新版

薄型LED車灯(うすがたLEDしゃとう)とは、平成16(2004)年頃より製造されている筐体が薄型化した車両用信号灯器である。

薄型LED車灯
製造期間 平成16年~
採用地域 全国
残存数 全国に大量
メーカー 日本信号、京三製作所、小糸工業(コイト電工)、信号電材、星和電機、三協高分子
警交仕規 第245号第1014号
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概要[編集]

平成16年(2004)年に愛知県の交差点で信号電材製の試作薄型LED車灯が設置された。その後、各地で量産型が設置されるようになった。

平成29(2017)年より信号灯器の改版が行われ、東京都以外の道府県は低コスト灯器に移行したため、あまり設置されなくなった。しかし、大規模な交差点などでは引き続き薄型LED車灯が設置される場合がある。

各社の特徴[編集]

コイト電工[編集]

第一世代[編集]

コイト電工製の薄型LED車灯は、従来の灯器をそのまま薄くしたような見た目である。第一世代は、背面に模様があるのが特徴。

第二世代[編集]

2010年より製造された。第一世代と似ているが、背面の模様が無くなった。

第三世代[編集]

2012年より製造され、左右の耳が一体となった。そのため東京都では未採用。

信号電材[編集]

他社と違い、一体型で製造されている。ただし、灯器端の耳は分離されているため、警管仕にも対応している。 全世代で大まかなデザインが一貫している。 最初期のものは蓋が角ばっていたが、2005年頃のマイナーチェンジで蓋の端に丸みがついた。おそらく電球タイプ登場時にマイナーチェンジされたと思われる。

日本信号[編集]

第一世代[編集]

形式は、素子タイプは主にED1153A、面拡散タイプは主にED1170A。 三協を除く大手5社の中で唯一、薄耳の警交245号仕様が存在しない。

第二世代[編集]

形式は主にED1176A。LEDユニットは原則面拡散だが、徳島県には素子仕様のものも存在する。

低コスト試作型[編集]

形式はED1189A。2016年に埼玉県で数箇所設置された。 ユニットは意外にも素子タイプとなっている。

京三製作所[編集]

第一世代(VAT型)[編集]

京三のアルミ製薄型灯器。多くの県では2010年頃までの設置だが、東京都では2015年頃まで設置された。 ユニットは素子タイプのものと面拡散タイプのものがあり、素子タイプは警交245号、面拡散タイプは警交1014号となっている。

第二世代(VSP型)[編集]

2010年頃にアルミ製分割型灯器からステンレス製一体型灯器へ移行。一枚蓋となっている。完全に一体型のため、灯器幅を調整できず、東京都では未採用。 ユニットは基本面拡散だが、岡山県などでは素子タイプのものも設置されている。

第三世代(VSS型)[編集]

2013年頃にステンレス製分割型灯器へ移行。警交仕規のものは左右にスペーサーが取り付けられている。東京都では2015年頃から設置され始めた。 ユニットはVSPと同じく、基本面拡散だが、岡山県などでは素子タイプのものも設置されている。

第四世代(VSD型)[編集]

京三の2017年の自社筐体製造終了に伴い信号電材からODM供給される灯器である。VSDのSDは信号電材の略と思われる。 LEDユニットも電材のものとなっている。

星和電機[編集]

自社筐体[編集]

星和製の薄型LED車灯は、同社製厚形LED車灯を平たくしたような形状である。 ユニットは星和素子。

電材筐体[編集]

平成22(2010)年頃から、信号電材製の筐体に移行。当初は自社製のユニットを使用していたが、現在はユニットも電材製となり完全なODM灯器となった。 ユニットは星和素子や星和面拡散、電材製の素子や面拡散がある。

三協高分子[編集]

分割型[編集]

従来のアルミ製厚型灯器をそのまま薄くしたような見た目であり、正面からだと厚型か薄型か見分けるのは難しい。 ユニットは三協放射状素子ユニット。面拡散タイプはない。

一体型[編集]

平成27年(2015年)頃に一体型にモデルチェンジした。警管仕様のものは存在しない。 ユニットは相変わらず三協放射状素子ユニット。