形式
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形式、型式とは、製品の種類や構造を示す記号である。
信号灯器
車両用の形式
基本的な形式
交通信号50年史によると、車両用信号灯器の形式は以下のように定められている[1]。
\ | 種類 | ||||
---|---|---|---|---|---|
灯器の面数 | 取付形式 | レンズ直径
(mm) |
灯数 | 略称(例) | |
3色灯器 | 片面 | 横形 | 300 | 3 | 1H33 |
250 | 1H23 | ||||
縦形 | 300 | 1V33 | |||
250 | 1V23 | ||||
懸垂形[形式 1] | 300 | 1M33 | |||
250 | 1M23 | ||||
車線形[形式 2] | 300 | 1L33 | |||
250 | 1L23 | ||||
両面[形式 3] | 横形 | 300 | 3×2 | 2H33 | |
250 | 2H23 | ||||
縦形 | 300 | 2V33 | |||
250 | 2V23 | ||||
懸垂形[形式 1] | 300 | 2M33 | |||
250 | 2M23 | ||||
車線形[形式 2] | 300 | 2L33 | |||
250 | 2L23 | ||||
矢印灯器 | 片面 | 単灯形 | 300 | 1 | A31 |
250 | A21 |
例えば「1H23」の場合、「1」は片面、「H」は横形、「2」は250mmレンズ、「3」は3位灯を示す。4方向一体型の1灯点滅信号機は「4H21」、レンズの直径450mmの片面横型3色灯器は「1H43」などと表される。
また、以下の記号が使われることもある
- VLA ― 京三カマボコと初期の京三オマルに使われていた形式。例: 「VLA-1H33」
- VAC ― 京三オマルに使われていた形式。例: 「VAC-1H33」
- VAT ― 京三の第一世代薄型LED。例: 「VAT-1H33」
- VSP ― 京三の第二世代薄型LED。例: 「VSP-1H33」
- VSS ― 京三の第三世代薄型LED。例: 「VSS-1H33」
- VSD ― 電材OEMの京三薄型LED。例: 「VSD-1H33」
- VSM ― 電材OEMの京三低コスト。例: 「VSM-1H23」
- I ― 「1」と思われるが、明らかに「I」のようなセリフ体となっている。例: 「IH23」
- F ― 点滅。例: 「F21」
- FY ― 黄色点滅。例: 「FY25L」
- FR ― 赤点滅。例: 「FR25L」
- 23 ― 赤だけ300mmレンズ(他は250mm)。小糸。例: 「1H233」、「1H233」
- 2+3 ― 赤だけ300mmレンズ(他は250mm)。日本信号。例: 「1H2+33」、
- 25 ― 250mmレンズ。薄型LED以降の世代の一部。例: 「1H253L」、「A125L」
- 30 ― 300mmレンズ。薄型LED以降の世代の一部。例: 「1H303L」、「A130L」
- S ― 金属製。小糸の包丁未遂や鉄板灯器に使われる。例: 「1H23S」
- P ― 樹脂製。小糸の樹脂灯器に使われる。例: 「1H23P」
- F ― FRP製。小糸のFRP灯器に使われる。例: 「1H33F」
- G ― 豪雪型。三協の豪雪型樹脂灯器に使われる。例: 「1V23G」
- GYR ― 灯火の配列(青黄赤)。YYR、RYRなども存在する。例: 「1H33GYR」
- A ― 小糸アルミセパ。例: 「1H33A」
- D ― 小糸アルミ一体型。例: 「1H33D」、「1H3D」
- U ― 小糸LED灯器のうち、警交仕規第23号のもの。例: 「1H33DU」
- L ― 小糸ユニットLED。例: 「1H33DUL」、「1H3GYRDL」
- L ― LED灯器?。電材や小糸の薄型LED以降の世代の一部に見られる。例: 「1H303L」、「A125L」、「AH125L」
- N ― 西日対策灯器。渦巻レンズやブロンズレンズの信号機など。例: 「1H23N」、「1H23SN」、「1H33DN」
- K1 ― 小糸LED灯器の形式の1つ。例: 「1H3GYRDK1」
- K2 ― 小糸LED灯器の形式の1つ。例: 「1H3GYRDK2」、「1H3GYRTK2」
- K4 ― 小糸LED灯器の形式の1つ。例: 「1H3GYRDK4」、「1H3GYRTK4」
- K5 ― 小糸LED灯器の形式の1つ。例: 「1H3GYRDK5」、「1H3GYRTK5」
- K6 ― 小糸LED灯器の形式の1つ。神奈川県限定。例: 「1H3GYRDK6」、「1H3GYRTK6」
- C ― 小糸LED灯器の形式の1つ。例: 「1H33GYRC」
- C2 ― 小糸LED灯器の形式の1つ。例: 「1H3GYRTC2」
- C6 ― 小糸LED灯器の形式の1つ。神奈川県限定。例: 「1H3GYRTC6」
ED形式
日本信号の灯器は、鉄板〜電球式アルミセパを除いて、EDから始まる形式となっている。例: 「ED1191A」
K形式
昭和50年までの小糸の灯器には独自の形式が使われていた。例: 「KCH-3」
K | レンズ径 | 取付形式 | - | 灯数 | 材質 |
---|---|---|---|---|---|
K | A: 150mm | H: 横型 | - | 1 | (なし): 金属製角型灯器 |
B: 200mm | V: 縦型 | 2 | S: 金属製丸型灯器 | ||
C: 250mm | 3 | F: FRP製丸型灯器 | |||
D: 300mm |
VT形式
一部の樹脂灯器は、VTから始まる形式となっている。例: 「VT-411」
歩行者用の形式
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制御機
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