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M形伝送方式

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M形伝送方式(えむがたでんそうほうしき)とは、交通管制センター交通信号制御機間の伝送方式の一種である。

概要[編集 | ソースを編集]

集中制御を行う交差点では、交通信号制御機と交通管制センターが回線で接続されている。この回線によって交通管制センターから各階梯の情報が伝送される。M形伝送方式はM形以降使用される伝送方式である。古い集中制御用制御機で用いられていることが多い。全国の通信回線7万回線のうち約半数が依然としてM形伝送方式である[1]

特徴[編集 | ソースを編集]

データ送信方式[編集 | ソースを編集]

交通管制センターは階梯の切り替わりごとに歩進信号を送信する。U形伝送方式UD形伝送方式と異なり階梯の切り替わりごとに送信するため、データの送信回数が多い。

使用回線・速度[編集 | ソースを編集]

M形伝送方式では従来のアナログ回線のみ対応している。

  • NTT 3.4kHzアナログ専用回線(電話回線)

 2400bps 全2重

デジタル回線化は現実的には不可能であり、制御機交換と同時に行われる場合が多い。

準拠規格[編集 | ソースを編集]

M形インターフェース規格「版1」[1]

参考文献[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 公益財団法人日本交通管理技術協会,モバイル回線利用による交通管制システム高度化に関する調査研究 報告書,https://www.tmt.or.jp/research/pdf/hokokusyo_29.pdf,2025-04-12参照