大ちゃんの涙
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大ちゃんの涙(だいちゃんのなみだ)とは、車両用灯器において、1灯式の矢印信号を横に3つ並べる設置方法の俗称である。大涙と呼ばれることもある。
概要[編集]
右折車両分離方式を採用している交差点などで見られる3方向の矢印信号が、3位灯ではなく1灯式を用いている場合を指す。名称の由来は、その見た目が少年漫画「いなかっぺ大将」の登場人物である大ちゃんの独特の涙に見えることから。
多くの都道府県では3位灯を用いて設置していたため、大ちゃんの涙が採用されている場所は少ない。しかし、兵庫県では標準的に採用していた時期があったほか、他県でももともと右折矢印のみを設置していたところに、左折矢印、直進矢印を追加した場所などで見られる。
大ちゃんの涙に対して、3位灯の矢印信号を用いる場合は親子と呼ばれることが多いが、大ちゃんの涙も通常の車両用灯器と矢印信号が同一機種の場合に親子に含めることがある。
メリット[編集]
既設矢印を流用できる[編集]
右折矢印のみを使用していた灯器に、2灯追加するだけで対応でき無駄がない。また、一位式矢印灯器は設置数が多いため、転用灯器を使用しやすい。
追加金具が不要[編集]
親子設置では普通灯器両端に金具を追加して三位式矢印灯器を設置する。このときアームから灯器を一度取り外して金具を追加しなければならない。大ちゃんの涙設置では三位灯下から矢印灯器をボルト固定するだけで良い。
デメリット[編集]
綺麗に設置できない場合がある[編集]
鉄板丸型灯器などでは2灯までしか矢印灯器が設置できない設計であり、大ちゃんの涙設置を行うためには三位灯に新たに穴を開けるか、金具を用いて設置する必要がある。また、一位式矢印灯器の耳が干渉して並べて取り付けられない場合もあり、三位灯からはみだして設置される場合がある。
ケーブル数が増える[編集]
それぞれの矢印灯器にケーブルを接続する必要があり、配線が煩雑になる。