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交通信号制御機

提供:信号機Wiki
2025年1月10日 (金) 12:30時点における交通信号機博物館 (トーク | 投稿記録)による版

交通信号制御機(こうつうしんごうせいぎょき)とは、文字の通り交通信号を制御するための装置である。信号灯器の他、押ボタン箱音響装置等、必要に応じて付随する装置を取り付ける。

概要

各県警本部の交通管制センターからの指示を受けて遠隔で動作する集中制御機、路線で動作する系統制御機、単独で動作する単独機などがある。

現在はMPU搭載のものが主流で、小型筐体のUC型が主流。信号灯器に比べて、制御機の誤動作は事故に直結してしまうので、基本的には15〜20年の周期で交換される。

歴史 

かつてはリレー式やモーターカム式であった。昭和50年代より制御部に半導体(サイリスタ)を使用した制御機が登場し、従来のリレー等使用による保守交換が不要となった。

集中制御機

基本的には管制センターの指令を受けて動作する(遠隔動作)。面で制御するため、主要となる道路や駅前の信号交差点の多い場所で使われることが多い。

系統制御機

隣接する信号機群を共通のサイクル長で相互に連動させ、青信号の開始時刻(オフセット)を調整して制御する方式。最近はGPSで時刻を合わせるものが登場し、より正確な連動ができるようになった。

単独(地点)制御機

単一交差点のみで制御する方式。あらかじめ数通りのプログラムを設定し、時刻によって設定されたプログラムを実行するもの。

連動制御機

付近の交差点と協調して制御する方式。隣接する信号交差点同士を連動させて円滑にするものもある。基本的に各色のタイミングは連動している者同士は同じである。