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集中制御

提供:信号機Wiki
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集中制御(しゅうちゅうせいぎょ)とは、交通管制センターと接続し複数の信号交差点を連動する制御方式である。

概要

交通量の多い主要道路等で周りの交差点と連動しない定周期制御やプログラム多段制御を行うと、各交差点で車両が停止し渋滞が発生する場合が多い。また、連動制御を行う場合でも単純なプログラム多段制御ではリアルタイムな交通量に連動せず、やはり渋滞の発生が考えられる。そのような道路では、複数の交差点の制御機や車両感知器を交通管制センターに回線を用いて接続し、リアルタイムな交通量に応じて自動的に階梯を変更する。また、交通管制センターからの遠隔操作を行うこともできる。

仕組み

集中制御では以下の機器・設備が必要である。

交通管制センター

各都道府県形警察本部等に設置される。集中制御を行う交差点や感知器情報、事故記録カメラ等の情報が集約され、必要に応じて遠隔操作も実施される。

交通信号制御機(集中制御用)

集中制御を行う交差点の制御機は基本的に集中制御に対応した制御機を設置する必要がある。ただし、回線集約化のため付近の交差点を子交差点として使用する場合、その制御機は集中制御に対応していないものを使用することもできる。

車両感知器

集中制御ではリアルタイムの交通量を正確に把握する必要があり、そのためには車両感知器の設置が必要不可欠である。交通量計測用の車両感知器を各方面に設置し、制御の最適化をはかる。

回線

集中制御では交通管制センターと交通信号制御機や車両感知器を接続する回線が必要である。一般に使用される回線を下に示す。

  • アナログ電話回線(NTT専用回線)
  • 光回線
  • 携帯回線(MVNO)