「斜め庇」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
[[小糸工業]]は、昭和53年5月頃から[[鉄板灯器(共通丸型灯器)]]を製造しており、昭和54年9月頃までの鉄板灯器には小糸特有の形状の[[フード]]が使われていた。それ以降のフードは[[日本信号]]や[[京三製作所]]と<u>ほぼ</u>同じ形状に変更されている。[[クチバシ]]とは異なり、[[包丁未遂]]を採用していた道府県は斜め庇に移行しているため、ごく僅かな例外を除いて並行製造は確認されていない。
[[小糸工業]]は、昭和53年5月頃から[[鉄板灯器]](共通丸型灯器)を製造しており、昭和54年9月頃までの鉄板灯器には小糸特有の形状の[[フード]]が使われていた。それ以降のフードは[[日本信号]]や[[京三製作所]]と<u>ほぼ</u>同じ形状に変更されている。[[クチバシ]]とは異なり、[[包丁未遂]]を採用していた道府県は斜め庇に移行しているため、ごく僅かな例外を除いて並行製造は確認されていない。


[[角型灯器#小糸製|小糸角型]]のフードと似ているが、別物である。また、[[包丁]]〜[[包丁未遂]]世代のフードとは庇取付金具のだるま穴の大きさが異なる。
[[角型灯器#小糸製|小糸角型]]のフードと似ているが、別物である。また、[[包丁]]〜[[包丁未遂]]世代のフードとは庇取付金具のだるま穴の大きさが異なる。
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=== S53.7型 ===
=== S53.7型 ===
昭和53年7月に製造されていたタイプ。中期型とほぼ同じであるが、レンズ蓋固定金具に小さいタイプが使われている点のみ異なる。
昭和53年7月に製造されていた、過渡期のタイプ。庇取付金具用台座が中期型以降と同じ短裾・ねじ留め方式に変更された。レンズ蓋固定金具は変わらず小型の初期のもの。


=== 中期型 ===
=== 中期型 ===
昭和53年6月<ref group="注釈">昭和53年6月〜8月頃は初期型と中期型の両方が存在するため、過渡期と思われる</ref>から昭和54年5月頃まで製造されていた。台座が短くなり、ネジ止めに変更されている。また、レンズ蓋固定金具が大きいタイプに変更されている。フードは溶接のままである。現在残っている斜め庇の大半がこのタイプである。
昭和53年6月<ref group="注釈">昭和53年6月〜8月頃は初期型と中期型の両方が存在するため、過渡期と思われる</ref>から昭和54年5月頃まで製造されていた。初期型と比べて台座が短くなり、ネジ止めに変更されている。また、レンズ蓋固定金具が大きいタイプに変更されている。フードは溶接のままである。現在残っている斜め庇の大半がこのタイプである。


=== 兵庫型 ===
=== 兵庫型 ===
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=== 後期型 ===
=== 後期型 ===
昭和54年6月頃から昭和54年9月まで製造されていた。それまで上下左右にあったレンズ蓋のネジが、45°回転させた斜めの位置に変更されている。
昭和54年6月頃から昭和54年9月<ref group="注釈">在庫整理品と思われるものが昭和55(1980)年夏ごろまで設置</ref>まで製造されていた。それまで上下左右にあったレンズ蓋のネジが、45°回転させた斜めの位置に変更されている。
 
=== 末期型 ===
昭和54(1979)年8月に登場した斜め庇の最終形態。庇がねじ留めになった。大阪府内で極少数確認されていたが既に絶滅している可能性大。
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|+斜め庇の分類
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