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=== 日本信号 === 日本信号製の低コスト灯器はモデルチェンジが多い。 ==== 試験灯器(ED1189〜) ==== 平成27(2015)年度に埼玉県で試験設置が行われた。量産モデルと異なり、板金で作られたシンプルな形状であり、簡易的な形状の庇を備える。ユニットはφ250 素子露出型。警交仕規φ300幅(1250mm)に合わせるため、耳に大きなスペーサーがみられる。 ==== 第一世代(ED1191) ==== 製造期間:2017年〜2025年 京三製作所の薄型LED灯器であるVSP型灯器を小型化した様な形となっている。ステンレスのプレス工法を採用している。庇を取り付けることができる縁があるため、庇を取り付けた灯器が多数存在する。また、雪国用のカプセルフードも取り付け可能である。カプセルフードを用いない場合、フード縁に雪が積もりやすいため雪に対して極めて弱い。 大阪府を中心とした近畿地方の一部に、関西シグナルサービス・名古屋電機の銘板で設置されているものが見られる。 LED素子数は青6周92粒、黄7周130粒、赤7周105粒(3色で327粒)。 表蓋は他社製同様1050mm幅だが、裏蓋はそれより小さくなるため灯器幅は1014mmとなる。そのため、他社製より僅かに灯器幅が小さく、他社製用のアームの貫通穴を使用できない。また、他社製や同社製後代モデルとの両面設置も難しい。この欠点は次期モデル以降改善されている。 矢印灯器は純正品の場合も金具を用いて設置する。そのため内線式の矢印設置は不可。 一灯式はED1195〜。 ==== 第二世代 フラット型前期(ED1197〜) ==== 製造期間:2022年〜2025年 令和4(2022)年度に埼玉県で試験設置が行われた。従来型の表蓋から庇取り付け穴を取り除いたものとなっており、正面からの見た目がコイト製の低コスト灯器に似ている。裏蓋はED1191型と同形状である。埼玉県のほか岩手県、石川県などでも設置を確認しているが、従来型に比べると設置数は限られている。また、金具を用いて前傾させ、灯器幅を1050mmに拡張している。よってこのモデルから他社製と灯器幅が統一された。 材質、工法、ユニット配列、矢印灯器の取り付け方法等は従来モデルと同様。 ==== 第三世代 フラット型後期 警交仕規モデル 庇取付不可(ED1202〜) ==== 製造期間:2025年〜 令和7(2025)年度に青森県で試験設置が行われた(現在は撤去済み)。筐体はフルモデルチェンジされた。同年度内に愛知県、大阪府、広島県などでも設置が確認された。庇の取り付けは不可。更なる薄型化が図られ、コイト低コストと同様のスペーサー金具を用いて設置される。一灯式はED1207〜。 銘板はシール銘板(白銘板)となっている。灯器幅は1050mm。 黄色ユニットの素子数が削減され、6周となった。 材質、工法、矢印灯器の取り付け方法等は従来モデルと同様。 ==== 第三世代 フラット型後期 警交仕規モデル 庇取付可(ED1221〜) ==== 製造期間:2025年〜 令和7(2025)年度に愛知県、大阪府で設置が確認された。庇を取り付け可能な構造であり、表蓋はED1197型、裏蓋はED1201型と近い形状である。また、ED1203と外観上の違いはほぼない。 銘板はシール銘板(白銘板)となっている。灯器幅は1050mm。 黄色ユニットの素子数が削減され、6周となった。 材質、工法、矢印灯器の取り付け方法等は従来モデルと同様。 ==== 第三世代 フラット型後期 警管仕モデル(ED1203〜) ==== 製造期間:2025年〜 令和7(2025)年度に東京都で設置が確認された。庇を取り付け可能な構造であり、表蓋はED1197型、裏蓋はED1201型と近い形状である。また、ED1221と外観上の違いはほぼない(仕様書が異なるため、内部は異なると考えられる)。警管仕モデルではスペーサー金具での前傾を行わない。 銘板はシール銘板(白銘板)となっている。灯器幅は1050mm。 黄色ユニットの素子数が削減され、6周となった。 材質、工法、矢印灯器の取り付け方法等は従来モデルと同様。
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