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美装化

提供:信号機Wiki

美装化(びそうか)とは、信号灯器信号柱アームなどを景観に配慮した形に調整することを指す。

概要[編集 | ソースを編集]

通常、信号灯器や信号柱、アームの色はシグナルグレーと通称される薄灰色の塗装が施される(電柱の場合は無塗装コンクリートなどの場合もある)。ただし、駅前や繁華街、その他景観に配慮すべき場所においては、指定色(各都道府県によってまちまち)の塗装が施されたり、アームが一本アームになったり、フランジアーム・フランジポールを採用したりするなど工夫が施される。また、電線地中化を施した個所では信号機にかかわる配線も地中化され、街や景観に溶け込む。これら一式を美装化と呼ぶ。一部の信号機ファンでは「デザイン化」「黒塗装化」とも呼ばれている。

指定色について[編集 | ソースを編集]

一般的に指定色の場合は、平成のアルミ灯器までは赤茶色、薄型LED灯器以降は黒茶色となることが多い。神奈川県では、指定色としてJIS工業規格で定められた「R28-255」という色が使用される。

長野県では、ベージュ色の指定色が採用されることがあるほか、他県ではデザイン柱などで青色、緑色などの塗装色も見かける。

黒塗装化について[編集 | ソースを編集]

東京都は2018年に委託信号を除く全公道の信号灯器のLED化が完了した。その後、厚型LED灯器や初期の薄型LED灯器を対象として指定色(黒茶色)に塗装された筐体に更新することが多い。これを黒塗装化と呼ぶ場合がある。なおユニットは従来のものが使われることがある。

関連項目[編集 | ソースを編集]