吊り下げアーム
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吊り下げアーム(つりさげあーむ)とは、信号灯器をぶら下げる形で設置するアームである。
概要[編集 | ソースを編集]
基本的に歩行者用灯器の設置に用いられることが多く、一本アームを伸ばしてその先に吊り下げ金具を設置し、そこに信号灯器を接続して吊り下げる形をとる。車両用灯器の場合はあまり「吊り下げアーム」とは呼ばれず、後述する「デザインアーム」と一緒くたにされることが多い。
種類[編集 | ソースを編集]
以下、吊り下げアームとして使用されているいくつかの種類ごとに分類する(この分類は便宜上であり、必ずしも正を表すとは限らない)。
デザインアームの一種[編集 | ソースを編集]
デザインポールやデザインアームの一種として用いられ、美装化された地域などで見かけることができるタイプのアーム。接続部分やアーム部分がフランジ金具になっていることもあり、これは俗にフランジアーム(ポール)ともいわれる。
イワブチ製一本吊り下げアーム[編集 | ソースを編集]
東京都、千葉県などで積極的に使用されている吊り下げアーム。歩行者用灯器のアームであり、直方体に近い一本アームを伸ばし、その先に金具を設置して灯器を接続している。金具はある程度接触されても弾力性があり衝撃を和らげる構造になっている。前述のとおり東京都、千葉県では大多数がこの設置だが、他県ではごくまれ、あるいはまったく設置されないこともある。
信号電材製一本吊り下げアーム[編集 | ソースを編集]
東京都(一時期)や沖縄県などで積極的に使用されている(いた)吊り下げアーム。歩行者用灯器のアームであり、イワブチ製と比較してアームが円柱型でやや細いのが特徴。イワブチ製と異なり金具に衝撃を和らげる構造は入っていない。他県ではコスト削減などで設置されることが多く、信号電材の一本アームとセットで見受けられることが多い。
関連項目[編集 | ソースを編集]
- 吊り上げアーム … 本項とは逆に、一本アームの上に接続金具と信号灯器が接続されているもの。