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画像式車両感知器

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画像式車両感知器(画像しきしゃりょうかんちき)とは、カメラを用いた車両感知器の一種である。

概要[編集 | ソースを編集]

カメラを用い、制御部で分析することで車両を感知する。検出範囲が広範囲であり、車種や待ち行列の計測も可能である。カメラ部は路面から5.0~6.0mの高さに設置する。感知領域は最大2車線、停止線から30mの範囲であり、この範囲内を70km/h以下で走行する自動二輪車以上の車両を検出できる。

警交仕規[編集 | ソースを編集]

警交仕規第1017号は他方式の車両感知器も含まれる。

構造[編集 | ソースを編集]

カメラ部と制御部で構成される。カメラは専用のアームや車灯アームを使用して高所に設置する。停止線直上に設置する必要はないため、設置の自由度が高い。

用途[編集 | ソースを編集]

リコール制御[編集 | ソースを編集]

交通量が少ない従道路に設置し、車両感知時のみ従道路を青信号にする制御である。感応式制御。押ボタン箱と併用して使用する場合が多い。超音波式車両感知器では感知しずらい細街路や停止線直上に感知器が設置できない場合等に使用される。

全感応制御[編集 | ソースを編集]

渋滞が発生しやすい交差点で複数方向に設けることで、回線接続を用いずに高度な制御を行うことができる。

右折車感応制御[編集 | ソースを編集]

右折レーン上などに設置し、右折矢印時間を自動で調整する。台数計測も可能であるため、高度な右折時間の調整が可能である。

交通量計測(ギャップ感応制御)[編集 | ソースを編集]

主要道路などに設置し、通過台数を計測し交通管制センターに送信する。このデータを元に制御を調整する。

参考文献[編集 | ソースを編集]