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「レンズ蓋固定金具台座軸抜け止め処理」の版間の差分

提供:信号機Wiki
/*レンズ蓋固定金具台座軸抜け止め処理タイプ /*
(相違点なし)

2025年11月9日 (日) 00:38時点における版

レンズ蓋固定金具台座軸とは、鉄板灯器に於けるレンズ蓋と筐体とを接続するねじ止め金具の軸の抜け防止処理のこと。

 概要 

日本信号、小糸工業、京三でそれぞれ異なり、また同メーカーであっても時期により構造が大きく異なる。

日本信号 1世代目(割りピン型) 日信の鉄板灯器の初代から平成3(1991)年3月頃迄の製造分で見られる形態。台座軸の両端には穴が開いており、ワッシャを通した上でそこに割りピンを差し込む事で抜け防止とする。初期のものは割りピンの足が強く折り曲げられていたが次第にそれが弱くなり、後代の灯器では差し込んだだけの状態のものも見受けられる。内庇灯器は原則この方式となっている。また日信、京三2社共通型後期FRP筐体もこの仕様だった。(この筐体は日本信号が製造していた可能性大。)

2世代目(後期型) 平成3(1991)年度製造分から日本信号の鉄板灯器製造終了の平成9(1997)年秋頃までの製造分で見られる形態。台座軸の左端は丸リベット頭の様になっており、右端を平たく押し潰す事で抜け防止とする。原則外庇灯器はこの仕様。

埼玉型 台座軸左端は丸リベット頭の様になっており、右端はワッシャを通した上で押し潰し平リベット頭の様にする事で抜け防止とする。上記2つの仕様とは金具の素材が異なる。埼玉県では平成3(1991)年3月頃までの製造分の灯器に於いて見られ、これ以降は2世代目に統一された。原則外庇との組み合わせ。

小糸工業 1世代目 斜め庇の最初期型から昭和55(1980)年7月製造分の鉄板灯器に於いて見られる形態。台座軸の両端にEリングを通す事で抜け防止とする簡素な構造で、京三と同様の方式。

2世代目 昭和55(1980)年7月~昭和56(1981)年6月製造分の鉄板灯器に於いて見られる形態。台座軸の右端は平リベット頭の様になっており、左端にワッシャを通した上で垂直に押し潰しラッパ状に広げる事で抜け防止とする。1世代目と比べ随分と複雑な構造になった。

3世代目 昭和56(1981)年7月~鉄板灯器製造終了の平成13(2001)年初頭頃製造分の鉄板灯器の広世代で見られる形態。台座軸右端は平リベット頭の様になっており、左端はワッシャーを通した上で平たく押し潰す事で抜け防止とする。

※小糸には日本信号や京三の様な埼玉型は存在しない。

京三 一般型 小糸の1世代目と全く同じ方式で、埼玉型を除く全地域型、クチバシを含む全世代で共通となっている。

埼玉型 台座軸左端は平リベット頭の様になっており、右端はワッシャを通した上で垂直に押し潰しラッパ状に広げる事で抜け防止とする。 小糸の2世代目を左右反転させた様な方式。日本信号とは異なり埼玉県に設置された鉄板灯器は全世代でこの方式である。