「鉄板灯器」の版間の差分

 
(同じ利用者による、間の3版が非表示)
15行目: 15行目:


=== 初代 ===
=== 初代 ===
昭和54年10月頃より製造された筐体。[[フード]]が後代と同じ通常の[[フード]]となった。同じく[[レンズ]]径によってレンズが変わる。また、[[フード]]の取り付けは斜め庇型とは違い、全てねじでの取り付けとなっている。この世代のみ、本来[[樹脂丸型灯器]]にしか搭載されていないはずの[[二重格子レンズ|コイト二重格子レンズ(Zレンズ)]]を搭載した個体も存在する。同じく警交23号。群馬県以外の都道府県では基本的に昭和56年までで設置が終了したが、[[濃色レンズ]]を好む群馬県では昭和61(1986)年まで採用された。
昭和54年10月頃より製造された筐体。[[レンズ蓋固定金具台座軸抜け止め処理]]等の違いにより厳密には基本形5種に分けられる。(さらに[[雪国型]]も存在する為かなりの種類がある。)[[フード]]が後代と同じ通常の[[フード]]となった。同じく[[レンズ]]径によってレンズが変わる。また、[[フード]]の取り付けは斜め庇型とは違い、全てねじでの取り付けとなっている。同じく警交23号。群馬県以外の都道府県では基本的に昭和56(1981)~昭和57(1982)年までで設置が終了したが、信号灯器のレンズに対して[[濃色レンズ]]の指定があった群馬県では昭和62(1987)年6月頃まで採用された。


=== 2代目 ===
=== 2代目 ===
27行目: 27行目:
平成3(1991)年~平成5(1993)年にかけて、フードがややすぼんでいた。また、ソフトホワイトを採用していた都道府県に顕著だが、同時期にレンズ部分に謎の影ができることがあった。
平成3(1991)年~平成5(1993)年にかけて、フードがややすぼんでいた。また、ソフトホワイトを採用していた都道府県に顕著だが、同時期にレンズ部分に謎の影ができることがあった。


昭和63(1988)年ごろより製造番号のアルファベットがMからAに変更されている。
昭和61(1986)年秋頃より製造番号がアルファベットMを頭文字とするものから西暦下一桁(又は年号下一桁)を頭文字とする仕様に変更されている。


=== 日本信号製 ===
=== 日本信号製 ===
茨城県に一基のみ確認されている大変珍しい[[信号灯器|灯器]]。レンズが[[レモンレンズ|スタンレーレモンレンズ]]だったり、底面に二つのくぼみがあるなど、灯器自体は[[日本信号]]製そのもの。[[銘板]]の型式も1H33となっており(本来なら語尾にSが付く)、急ぎで調達したODMモデルと思われる。
茨城県に一基のみ確認されている大変珍しい[[信号灯器|灯器]]。レンズが[[レモンレンズ|スタンレーレモンレンズ]]だったり、底面に二つのくぼみがあるなど、灯器自体は[[日本信号]]製そのもの。[[銘板]]の取り付けが通常のリベットでは無くねじ留めであり、型式も1H33となっており(本来なら語尾にSが付く)、急ぎで調達したODMモデルと思われる。
 
=== 4代目 ===
=== 4代目 ===
[[ブツブツレンズ|コイトブツブツレンズ]]を搭載。神奈川県などでは昭和61(1986)年7月頃より採用がみられ、その後順次埼玉県、千葉県、山梨県などが3代目から移行している。前述のとおり、平成6(1994)年度頃に3代目の製造が終了したため、平成7(1995)年度以降は原則この4代目が設置される。ただし、東京都は4代目の設置はなく、同時期にアルミ灯器の採用を開始している。
[[ブツブツレンズ|コイトブツブツレンズ]]を搭載。神奈川県などでは昭和61(1986)年7月頃より採用がみられ、その後順次埼玉県、千葉県、山梨県などが3代目から移行している。前述のとおり、平成6(1994)年度頃に3代目の製造が終了したため、平成7(1995)年度以降は原則この4代目が設置される。ただし、東京都は4代目の設置はなく、同時期にアルミ灯器の採用を開始している。なお平成7(1995)年頃に塗装色がそれ迄の黄味がかったシグナルグレーから青みがかったものに変更されている。


平成12(2000)年ごろまで製造されていた。3代目と異なり、銘板の刻印に変化がみられる。
平成12(2000)年ごろまで製造されていた。3代目と異なり、銘板の刻印に変化がみられる。