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ダブルフードの中には、形状が左右非対称のものがある。右側を隠しているものは「右隠し庇」、左側を隠しているものは「左隠し庇」と呼ばれることがある。 | ダブルフードの中には、形状が左右非対称のものがある。右側を隠しているものは「右隠し庇」、左側を隠しているものは「左隠し庇」と呼ばれることがある。 | ||
基本的にフードで囲われていない部分(穴)が左下か右下にある場合が多いが、日本信号や[[京三製作所]]の一部の灯器に関しては真下に穴があり後述の筒形フードに似たような状態になっているものも存在する。 | |||
=== 三角フード === | |||
[[ファイル:三角フード.JPG|サムネイル|三角フード|なし]] | |||
信号電材製の低コスト灯器に対して設置されることがあるフード。ダブルフードは円周型に覆うのに対し、三角フードはその名の通りカクカクした形となっている。後述の筒型フードに相当する六角フードを半分にしたものと言える。 | |||
== 筒型フード == | == 筒型フード == | ||
[[ファイル:Tsustugatahood2.jpg|代替文=筒形フード|サムネイル|筒型フード|なし]] | [[ファイル:Tsustugatahood2.jpg|代替文=筒形フード|サムネイル|筒型フード|なし]] | ||
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=== 完全筒型フード === | === 完全筒型フード === | ||
筒型フードのうち、下部の開きがほとんど、あるいは全くないもの。 | 筒型フードのうち、下部の開きがほとんど、あるいは全くないもの。 | ||
=== 六角フード === | |||
[[ファイル:六角フード.JPG|なし|サムネイル|六角フード]] | |||
信号電材製の低コスト灯器に用いられる筒形フードに相当するもので、見た目が六角形なことからその名がつけられている。 | |||
== 誤認防止フード(ルーバーフード・視角制限フード) == | == 誤認防止フード(ルーバーフード・視角制限フード) == | ||
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=== 「SD制限」、「四角制限」について === | === 「SD制限」、「四角制限」について === | ||
[[ファイル:Sdseigen.jpg|代替文=SD制限|サムネイル|151x151ピクセル|信号電材の視角制限フード(信号ファンの間では「SD制限」や「四角制限」と呼ばれることが多い。)|なし]]ルーバーフードや視角制限フードのうち、四角い形状のものは信号ファンの間で「四角制限」と呼ばれている。また、[[信号電材]]製の視角制限フードを「SD制限」、[[小糸工業|小糸]] | [[ファイル:Sdseigen.jpg|代替文=SD制限|サムネイル|151x151ピクセル|信号電材の視角制限フード(信号ファンの間では「SD制限」や「四角制限」と呼ばれることが多い。)|なし]]ルーバーフードや視角制限フードのうち、四角い形状のものは信号ファンの間で「四角制限」と呼ばれている。また、[[信号電材]]製の視角制限フードを「SD制限」、[[小糸工業|小糸]]製のものを「KO制限」、京三製のものを「KY制限」と呼ぶこともある。 | ||
== カプセルフード(着雪防止型<ref name=":0" />) == | == カプセルフード(着雪防止型<ref name=":0" />) == | ||
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== 西日対策フード == | == 西日対策フード == | ||
[[西日対策灯器]]には通常と異なるフードが使われることがある。車両用灯器では通常よりも長いフードが使われ、歩行者灯器では下に傾いた庇が使われる。歩行者灯器の西日対策フードは「[[愛知庇(歩灯)|愛知庇]]」「[[愛知庇(歩灯)|S庇]]」とも呼ばれる<ref group="注釈">DX形灯器の愛知庇とは別物</ref>。 | [[西日対策灯器]]には通常と異なるフードが使われることがある。車両用灯器では通常よりも長いフードが使われ、歩行者灯器では下に傾いた庇が使われる。歩行者灯器の西日対策フードは「[[愛知庇(歩灯)|愛知庇]]」「[[愛知庇(歩灯)|S庇]]」とも呼ばれる<ref group="注釈">DX形灯器の愛知庇とは別物</ref>。 | ||
== 雪国フード == | |||
[[ファイル:Yukiguni.jpg|代替文=雪国フード|サムネイル|雪国フード|なし]] | |||
縦型灯器において赤の庇は通常の長さで、黄青の庇が赤より短くなっている特徴を持っているフード。目的は定かでは無いが、黄青の庇に積雪すると赤黄の灯火が隠れてしまうためこの様式が採用されていると考えられる。 | |||
北海道、山形県、福島県(主に会津地方)、新潟県、福井県などの積雪が多く縦型灯器が積極採用されている地域で多く設置されており、それぞれ採用されている世代や筐体は様々である。 | |||
== ドレミ型フード == | |||
[[ファイル:doremi.jpg|代替文=ドレミ型フード|サムネイル|ドレミ型フード(転用で偶然なった個体)|なし]] | |||
縦型灯器において庇が上から下にかけて短くなっていく特徴をもつフード。目的は雪国フードと同じだと考えられる。 | |||
北海道、福島県、新潟県、福井県で採用されており、元々は鉄板灯器など比較的古い世代で採用されていたが、最近では薄型灯器で若干その特徴が出ている個体や、庇が転用され偶然ドレミ型フードになったものもある。 | |||
== その他 == | == その他 == | ||
静岡県にはかつて他県と比べて長い誤認防止庇が採用されていた。 | |||
* 静岡県にはかつて他県と比べて長い誤認防止庇が採用されていた。 | |||
== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
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== 注釈 == | == 注釈 == | ||
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[[カテゴリ:フード]] | [[カテゴリ:フード| ]] |